2024/7/27

もしも自分の"推し"が逮捕されたら...。『成功したオタク日記』著者オ・セヨンさんに聞く"メンタル"の守り方。「推してよかった」と思えるために。

"過ぎたこと"になっているのが不思議

続いて、セヨンさんの元推しも手を染めてしまった、芸能人の性犯罪について。

韓国では、徹底的に罪を追及するのが一般的なようです。本や映画に登場するセヨンさんの友人の中には、「待ち続けているファンはどうかしている」「代償を払うのは当然」と、元推しを強く非難する人もいました。

セヨンさんもやはり、韓国よりも日本のほうが、芸能人の性犯罪に対してどこか寛容な風潮があるように感じるそうです。

「ほとんどインターネットくらいでしか知らないのですが、それでも、性犯罪に関する日本との雰囲気の違いは感じます。
「たとえば、真相究明が必要な日本の俳優の話を聞いたことがあるんですが、日本の人に『あの人どうしてる?』と聞くと、『今も元気に活動しているよ』と返ってきたりして。"過ぎたこと"というふうになっているのが、不思議な感じがするんですよね。
韓国の場合は、真実なのか否かがある程度はっきりしないと、表舞台には帰ってこられません。日本とは違う感じがしますね」

一方で、性犯罪に限らず、芸能人がスキャンダルを起こしたり、トラブルに巻き込まれたりした際には、SNSでそのファンを非難する声が上がることも少なくありません。

「"もし自分だったらファンを続ける"というわけではないのですが、残っているファンの方たちの気持ちを理解できる側面はあります。何より、ファンを第一に非難の対象にするのは間違っていると思いますよ。非難を受けるべきは、実際に罪を犯した人ですから」

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

[続き]もし推しが炎上したら...
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