もし推しが炎上したら...
もし推しが問題を起こしたり、巻き込まれたりしたら......推し活の中でつらいことがあった時には、どう乗り越えたらいいのでしょうか。
「私の場合、映画を作りながら治癒された部分があったと思うんです。撮影の中で、同じような経験をした友達とたくさん話しました。余計に苦痛を思い出すこともあったんですが、結果的には癒されて、気持ちが軽くなりました。
だから、つらい出来事があった時には、人と話すことが大事なんじゃないかと思います。映画を観てくださった方の中にも、映画に登場する人たちをまるで自分の友達のように感じて、救われたという方がいらっしゃいました。
一人だけで抱えずに、できれば周りにいる同じような境遇の人と話して、分かち合うといいと思います」
今のセヨンさんは、K-POPのガールズグループや俳優を「いいな」と思うことはありつつ、元推しのような、「ずっと見ていたい」と思うほどの存在はいないそうです。
「もしこれから誰かを推すとしても、10代の頃ほどの情熱を持つことはもうできないと思います。でも......もしまたそんな人に出会えるなら、いいかもしれませんね?ふふ」
最後に、推し活をしていた頃の自分に向けて、メッセージを送っていただきました。
「『推し活をして、よかったね』と言いたいです。映画を作ることもできたし、人生の中で特別な時間を過ごせたので。人を好きになる力を得ることもできました。
それから、『思う存分楽しんでほしい』と伝えたいです。そのうち、推し活ができなくなる時が来るので......(笑)」
つらいことがあって推し活をやめてしまったとしても、"推していてよかった"と思えること。それこそが「成功したオタク」なのかもしれません。
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東京バーゲンマニア編集部
Written by: 馬場レオン
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。