食費はいくらでも削れる
えるたまさんは、複数の推しを同時に推すスタイル。スターダストプロモーションの男性アーティスト集団・EBiDANは10年ほど推していて、EBiDAN内だけでも4人推しがいるそうです。
そのほかINI、なにわ男子、IMP.も推しているそう。さらに最近ハマっているのは、ロックバンド・女王蜂のボーカルのアヴちゃんがプロデュースする龍宮城というグループです。
「龍宮城のライブが今一番楽しいですね。ファン層がバンド好き、アイドルオタク、オーディション番組好きとごちゃまぜなので、どんなノり方をしても許される雰囲気なんです。もともとバンドが好きなので好きなノり方で楽しめるのが最高です」
最近ではCDを買い込むことは少なく、ライブに参加するのが推し活のメインだそう。
「1つのグループにたくさん行くというよりは、誘われればどこにでも行っちゃいます。友達がいるところに行きたいのかな。『楽しいよ』と言われたら、予定さえ合えばほぼ断りません。ライブ、舞台、イベント、何でもアリですね。そのグループを全然知らなくても行って、ステージを見ながら推しを探すこともあります」
ライブで友達と騒ぐのがとにかく大好きとのこと。アイドルのみならず、友達に誘われて野球やプロレスも見に行ったそうです。
「ライブ中のドーパミンがガンガン出るようなあの感覚が、中毒化しちゃってるんですよね。だから、もはやお金を出してる感覚がないです。チケット代は実質0円って感じです」
推しにたくさんお金を使うことで達成感を得るアイドルオタクも少なくありませんが、えるたまさんは逆。使おうと思って使っているわけではないといいます。
「CDも、1枚なら感覚的には0円。好きなアーティストのCDが出たらとりあえず買うので。10枚くらい買ってようやく1000円くらいの感覚ですかね......。ペンライトも生活必需品なので、買わないという選択肢がないですね。
ご飯は食べなくても死なないけど、ライブは行かないと死んじゃいますよ。食費はいくらでも削れますから。最後は公園の水道水飲んでりゃどうにかなります」
それはさすがに心配になってきますが......ライブの時間がそれだけ大きなものなのだと伝わってきます。
        * 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。