お金の貯まるカード活用術
“ポイントの達人”こと株式会社ポイ探の代表取締役・菊地崇仁さんが、ポイントカードやクレジットカードの賢い使い方をわかりやすくレクチャー。読んだら必ずお金が貯まる、目からウロコのカード活用術です。
2024/5/ 5

Amazonがリクルートポイント&dポイントと連携。《活用のヒント》を専門家が教えます。

dポイントはAmazon利用でもたまる

4月から開始したのはdポイントがたまって・使えるサービスです。

リクルートポイントと同じくAmazonアカウントとdアカウントの連携が必要です。

リクルートポイントはたまったポイントを使えるだけでしたが、dポイントの場合はAmazon利用でも1%のポイントがたまります。

ただし、5000円(税込み)以上の購入が条件となっているため、4999円以下の買い物ではdポイントはたまりません(Amazonポイントは条件なし)。

また、1回の買い物で100ポイントまでの上限があります。100ポイント獲得するには1万円(税込み)の利用のため、2万円・3万円などの買い物をしても100ポイントのみです。

複数商品で2万円・3万円などになる場合は、分けて購入して最大限のポイント獲得を目指しましょう。

ドコモ回線を利用している場合、d払いを利用して買い物するとポイントアップとなる特典も開始しました。

通常、Amazonでd払いを利用すると0.5%分のdポイントがたまりますが、SPモード・ahamo・irumoの契約者でAmazonプライム会員(ドコモ経由での登録が必要)の場合は別途1%分のdポイントを獲得できます。

60歳以上のドコモユーザーでAmazonプライム会員は、d払いを利用するとさらに1%のdポイントを獲得できるため、d払いで最大2.5%のdポイントを獲得できます。

ドコモがAmazonと提携したのは、前回の記事(よくわかる「ポイント経済圏の歴史」。Tポイントはなぜ、Vポイントと統合したの?)で紹介したポイント経済圏争いの1つです。楽天ポイントは楽天市場、PayPayポイントはYahoo!ショッピング、Pontaポイントはau PAYマーケットなどありますが、ドコモはECが弱い。この弱点をAmazonと提携することで補おうとしているわけです。

ただの「おまけ」だったポイントですが、ポイントの提携関係を見ていくと経済も見えてくるまで巨大化しているのも面白いですね。

菊地崇仁

ポイント交換案内サイト「ポイント探検倶楽部」を運営する株式会社ポイ探の代表取締役。さまざまなポイントやカード情報に精通し、テレビや雑誌等で活躍中。著書に『新かんたんポイント&カード生活』(自由国民社)等がある。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

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