お金の貯まるカード活用術
“ポイントの達人”こと株式会社ポイ探の代表取締役・菊地崇仁さんが、ポイントカードやクレジットカードの賢い使い方をわかりやすくレクチャー。読んだら必ずお金が貯まる、目からウロコのカード活用術です。
2023/4/22

「新NISA」お得に活用するには?最適な「組み合わせ」を考えてみた。

2024年には新NISAが始まります。これまでの一般NISAは年間120万円、つみたてNISAは年間40万円が上限でしたが、新NISAではつみたて投資枠が年間120万円、成長投資枠は年間240万円と最大360万円まで拡充。

今回は、新NISAを詳しく紹介するのではなく、お得に新NISAを活用するための証券会社+クレカの組み合わせを考えたいと思います。

投資枠をキャッシュレスで最大限利用したい場合は

楽天証券で楽天カードによるクレカ積立は大きく改悪がありました。

信託報酬のうち、楽天証券が受け取る手数料が年率0.4%以上の銘柄の場合は1%還元ですが、それ以外は0.2%還元と大幅ダウン。おそらく、このタイミングで一気に他の証券会社に資金が流れたのではないでしょうか。実際、筆者も楽天証券の投資信託をSBI証券に移管しています。

そんな中、今年6月以降の積み立て分より楽天カードでの還元率が改善と発表がありました。

1%還元対象外のファンドの場合、年会費無料の楽天カードでは0.5%、年会費2200円(税込み)の楽天ゴールドカードは0.75%、年会費1万1000円(税込み)の楽天プレミアムカードでは1%還元です。

年会費無料の楽天カードで5万円積み立てすると、楽天ポイントを250ポイント獲得できます。年間で3000円相当のポイントです。

さらに、楽天証券では楽天カードでの積み立て以外に楽天キャッシュによる積み立ても可能です。楽天キャッシュは楽天カードからチャージすると0.5%還元となります。従って、楽天キャッシュでの積み立ても考えると月間10万円の積み立てで毎月500ポイントを獲得できるわけです。

クレカによる投信積み立ては月間5万円までと決まりがあるため、新NISAの「つみたて投資枠」120万円を全額キャッシュレス利用できる組み合わせは楽天カード(楽天キャッシュ)+楽天証券しかありません。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

[続き]実質年会費無料のカードで最大還元率は?
1

人気キーワードHOT

特集SPECIAL

ランキング RANKING

Instagram