先日発表となった「LINE・Yahoo! JAPAN・PayPayマイレージ」。2023年春頃に開始するポイントプログラムです。非常に長いポイント名ですが、開始時点では名称が変わる可能性もあるとのこと。
この「LINE・Yahoo! JAPAN・PayPayマイレージ」とは何か紹介しましょう。
これで何か購入することはできない
簡単に紹介すると、対象の店舗で、対象メーカーの商品をPayPayで購入するとLINE・Yahoo! JAPAN・PayPayマイレージがたまります。たまったマイルでは、何か購入することはできません。
一定ポイント数がたまると、PayPayポイントに交換することができ、PayPayポイントは、PayPayで利用するなど、通常のPayPayポイントとして使えます。
「LINE・Yahoo! JAPAN・PayPayマイレージ」が開始しても、店舗でのポイントプログラムは変わりません。店舗で発行しているポイントカードはそのまま利用できます。基本的に、獲得できるポイント数なども変わりません。
また、PayPayの決済でたまるポイントも変更ありません。しかし、対象店舗で対象メーカーの商品をPayPayで支払うだけで「LINE・Yahoo! JAPAN・PayPayマイレージ」がたまります。
消費者にとっては、「LINE・Yahoo! JAPAN・PayPayマイレージ」が開始しても、何も変わらないですが、店舗などにはどのようなメリットがあるのでしょうか?
問題は誰が負担するか
「LINE・Yahoo! JAPAN・PayPayマイレージ」の負担はメーカー側になります。参加するアサヒ飲料などの商品をPayPayで購入してたまるマイレージの原資はアサヒ飲料などのメーカー負担です。
ポイント原資がメーカー負担のため、店舗のポイントプログラムに影響はないわけです。PayPayの決済についても同様、メーカーが原資を負担するため、ポイントプログラムの変更はありません。
商品を購入してくれた消費者にメーカーが直接ポイントを付与できるようになったのが「LINE・Yahoo! JAPAN・PayPayマイレージ」です。これまで、メーカーが消費者にポイントを付与しようとすると、パッケージにコードを付与し、エントリー用紙やエントリーページを用意するなどが必要でした。
新たな「LINE・Yahoo! JAPAN・PayPayマイレージ」は、メーカー側の負担も減り、店舗の金銭的な負担もありません(PayPayで決済したり、ポイントカード提示時のポイント付与などは負担があります)。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。