デメリットは?
誰も損しないような仕組みに見えますが、この仕組みを提供するには、PayPay側に何を買ったかの情報が伝わるようになります。
メーカーがポイント原資を負担するには、誰が、何を買ったのかを把握する必要があるからです。
何を買ったか把握されたくないと言う人は、「LINE・Yahoo! JAPAN・PayPayマイレージ」の同意をしない方が良いでしょう。
ただし、通常の共通ポイントを含むポイントカードは、何を買ったかという情報は蓄積されます。特定の商品を購入すればポイント2倍などができるのは、何を買ったのか把握できるためです。
企業側がポイントプログラムを提供するには、企業側にもメリットがあります。ポイントの原資は誰が負担しているのか、どんな情報が送られるのかなどはある程度把握しておいた方が良いでしょう。
菊地崇仁
ポイント交換案内サイト「ポイント探検倶楽部」を運営する株式会社ポイ探の代表取締役。さまざまなポイントやカード情報に精通し、テレビや雑誌等で活躍中。著書に『新かんたんポイント&カード生活』(自由国民社)等がある。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。