鏡にうつる顔、正面からチェックするだけで本当にいいの?
カネボウ化粧品のスキンケアブラド「DEW(デュウ)」がこのほど行ったアンケート調査が、興味深い結果を示しています。
30代の女性モデル100人と一般女性100人を対象に調査したところ、「横顔」に対する意識の差がくっきりと浮かび上がったのです。
一般女性に欠けている「全方位意識」
まずは両グループに、ふだんの美意識について質問。その結果、モデルでは下記の項目が上位にあがり、常に「見られること」を意識していることが分かりました。
「どの方向から見られても大丈夫なようにいつも意識している」(61.0%) 「自分が他人からどう見られているかを意識するようにしている」(41.0%) 「自分の姿を写真や鏡で客観的に見るようにしている」(40.0%)
一方、働く一般女性で最も回答率が高かったのは、「メイクよりスキンケアを重視している」(36.0%)という項目。他人の目よりもお手入れに意識が向く傾向になるようです。
2番目、3番目に回答率が高かった項目はモデルグループと一緒だったものの、それぞれ29.0%、28.0%と、モデルグループとは10ポイント以上の差がありました。
また、モデルグループのトップだった「どの方向から見られても大丈夫」という全方位意識に関しては、一般女性では12.0%と低く、49ポイントもの開きがありました。
正面ばかり気にする一般女性
一般女性の全方位意識の低さは「外出前に鏡でチェックしているところ」についての質問でも顕著に表れています。
回答率としては両グループとも「正面からの顔」が最も高く、一般女性では84.0%、モデルでは69.0%と、一般女性がモデルを上回りました。しかし、正面の顔以外はモデルの方が高く、「横顔」「後ろ姿」のチェック率は20ポイントもの差がついており、全方位チェックはモデルに軍配があがりました。
他人の横顔は意外と見ちゃうもの。
自分の横顔には無頓着な一般女性も、他人の「横顔」については興味があるようです。
「他人の横顔を意識することがあるか」という質問において、モデルでは9割以上(92.0%)、一般女性では約8割(78.0%)が「意識している」ことが分かりました。
具体的なシーンとしては、「電車やバス、エレベーターで横に並んだとき」「飲食店のカウンターで並んで座ったとき」「化粧室」などが上位にあがりました。
自分の横顔は意識していなくても、他人の横顔はなにかと目につき、チェックしている女性たち。ということは「自分の横顔」も思っている以上に他人から見られているといるのかもしれません。
「横顔」に関する自由回答欄では、
「横顔の方が、正面より人の顔立ちがよくわかる」(30歳モデル) 「旅行中に写真を撮られて横顔がひどくて驚いた」(30歳一般女性) 「油断した時の横顔がひどい」(38歳一般女性) 「ちょっと角度を変えたら頬の肉がついているのが如実にわかって怖くなった」(34歳モデル)
といった声が寄せられました。恐るべし、女の横顔!
鏡の前で「正面からの顔」をチェックするだけで満足していた皆さん、これからは左右からの横顔チェックも忘れないようにしたいものですね。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。