最低価格保証の罠 その5
最後に、先入観です。最低価格保証やベストレート保証というキーワードを見つけると、そこで比較を終えてしまいます。そして、次からは比較せずにそのサイトを検索して使ってしまいますね。
最低価格保証の条件には、24時間以内に他社サイトで見つけた場合というような時間制限もありますので、後で安い予約サイトを見つけても対象外ということもあります。
従って、最低価格保証やベストレート保証とあっても、そのまま他のサイトも検索するようにしましょう。宿泊予約サイトはユーザー登録できる場合はユーザー登録し、ログインした状態で検索します。これで、会員特別価格も確認することが可能です。
ほぼ金額が同じであれば、クーポンなどの割引があるかどうかを調べましょう。割引がない場合は、ポイント付与率の勝負となります。
楽天トラベルの海外ホテルは5%ポイント、Yahoo!トラベルプラン(国内宿泊)は最低5%のポイント、第73回で紹介したように、Mastercard保有者であればエクスペディアでさらに9%オフ。
宿泊施設の金額はそれなりに高額ですから、同じ価格であっても、5%のポイントなどで、数千円から数万円の違いが出ることもありますよ。
菊地崇仁
ポイント交換案内サイト「ポイント探検倶楽部」を運営する株式会社ポイ探の代表取締役。さまざまなポイントやカード情報に精通し、テレビや雑誌等で活躍中。著書に『新かんたんポイント&カード生活』(自由国民社)等がある。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。