2016/12/14

ちょっとオシャレな手みやげをお探しなら 旬の「ワイングラスで飲むビール」3選

ホームパーティーの手みやげに持っていくドリンクといえばワインが定番ですが、続々と登場している華やかな高級ビールなら、会話が盛り上がること請け合いです。

特徴は、ワイングラスに注いで香りを楽しみながら飲むこと。キンキンに冷やしてゴクゴク喉越しを楽しんできた今までの麦酒とは一線を画す、最旬ビール情報をお伝えします。

世界を席巻した幻レストラン「エル・ブジ」シェフが監修

1)ダンディなデザインの「イネディット」

「イネディット」

黒いボトルに、金色の星が一つ。ダンディなデザインの「イネディット」は、スペインからやってきた、もはやシャンパンみたいなドリンクです。

今はなき世界一有名なレストラン、あの「エル・ブジ」のシェフ、フェラン・アドリアが監修した話題作。三つ星レストランに訪れるセレブたちを満足させられるような、「ワインの代わりになる食中酒」として、エル・ブジのソムリエチームがバルセロナのビールメーカーと共同開発しました。

フルーツや花を思わせるような軽やかな香りに、甘めのスパイスを感じさせる奥深い味わい。保存方法や飲み方はワインと同じで、時間とともに熟成が進みます。グルメな有名人の間ではすでに話題になっているとか。

アルコール度数は5%。330ミリリットル450円、750ミリリットル1260円(希望小売価格)。ビールにしては高額ですが、シャンパンと比べれば数分の一。これでセレブ気分が味わえるなら安いかも。

2)「ワイン酵母」で作った「代官山スパークリング」

「代官山スパークリング」

「代官山スパークリング」は、驚いたことに、ビール酵母ではなくワイン酵母で作られたビールです。ビール特有の苦味が抑えられ、スパークリングワインを飲んだ時のような軽やかな発泡感、爽やかな香り、大人っぽいフルーティーな果実味が食前の胃をくすぐります。

その名の通り、代官山にある醸造所「スプリングバレーブルワリー東京」で作られています。この醸造所、キリンビールの子会社が運営していて、ビアバーでもあります。

お客に「ワインって、置いてますか?」と聞かれ、「ありません」と返さない。1100株からなる「酵母バンク」をもつ酒類技術研究所で、ワイン酵母を使ったビール醸造技術を新たに開発しちゃうなんて、大手メーカーの底力を感じさせられます。

代官山の店舗で飲めるほか、オンラインショップでも入手可能。アルコール度数6%。330ミリリットル×6本入りギフトセット3564円。送料無料。

3)悪魔のビール、天使のビール

大麦のワイン、小麦のワイン

食中、食前に飲むワインのようなビールを紹介してきましたが、最後は、食後におすすめのビールです。

それが、神奈川県のクラフトビールメーカー、サンクトガーレンの「麦のワイン エル ディアブロ(悪魔)」と「小麦のワイン ウン アンヘル(天使)」。毎年ボジョレー・ヌーボーの解禁日に合わせて限定販売されます。

麦なのにワイン? 日本では聞きなれない言葉ですが、「バーレイワイン(大麦のワイン)」は寒冷地でブドウの栽培ができなかったイギリスで、「ウィートワイン(小麦のワイン)」は小麦を主原料にアメリカで生み出された、ビールの一種です。原材料は、麦芽、ホップ、水、ビール酵母でビールと全く同じですが、麦芽を大量に使用することで、ワイン並みのアルコール度数に仕上げ、5年の長期熟成を可能にしています。

味は濃厚で、蜜のようなとろりとした口当たりが特徴。ウィートワインの方が、とろみが強く、麦の旨味が強く感じられます。料理に合わせて飲むより、ドライフルーツやチーズ、チョコレートなどとともに、食後のデザートドリンクとして飲むのがおすすめです。

2016年の出荷分は、公式オンラインショップではすでに売り切れています。一部の百貨店などではまだ手に入るかもしれません。アルコール度数10%。300ミリリットル入り2本セット2810円から。

記事中、あえて「ビール」と紹介しましたが、「イネディット」と「代官山スパークリング」は、日本の酒税法上の区分では発泡酒にあたります。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

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