鍼とツボで叶える美容術
3年連続で「ispotベストヒットサロン」部門1位に輝く、「アムラス鍼灸」のオーナー・美月綾乃先生による鍼と美容のコラム。自宅で手軽に始められるツボ押し法や、鍼灸の素朴なギモンに答えます。
2016/12/ 8

【むくみ知らずのツボ5つ】むくみにくいカラダを作ろう! 寝る前5分のツボ押しストレッチ

むくみ知らずツボ5つ

太衝(たいしょう)

1 太衝(たいしょう):足の甲、第一指と第二指の間が交わるくぼみ、押して響くところ

血流とリンパの流れを良くするツボ、リラックスする神経(副交感神経)を高め、安眠、快便、むくみ解消。人差し指で5秒かけて気持ち良い程度の圧で、ゆっくりと押してみてください。

復溜(ふくりゅう)

2 復溜(ふくりゅう): 内くるぶしの指3本上の後ろ、アキレス腱の前、押してひびくところ

全身の水分代謝にも関わるツボ。特に、足の筋肉を緩めむくみを解消する。親指で5秒かけて気持ち良い程度の圧で、ゆっくりと押してみてください。

三陰交(さんいんこう)

3 三陰交(さんいんこう): 内くるぶし指4本上の骨の後ろ際、押してひびくところ

全身の血流をよくすツボ、婦人科系、生理痛、生理不順にも効果あり。親指で5秒かけて気持ち良い程度の圧で、ゆっくりと押してみてください。

承山(しょうざん)

4 承山(しょうざん):ふくらはぎにあり、膝の裏の真ん中とアキレス腱のちょうど真ん中 (アキレス腱からちょうど筋肉にかわる部分)

腰や膝の冷え疲れ、腎機能を高めるツボで水分代謝をよくする、むくみと足の疲れ解消。膝を立てて、親指を重ねてふくらはぎの裏から気持ちの良い圧で5秒押してください。

委中(いちゅう)

5 委中(いちゅう):膝の裏の真ん中

腰の疲れや痛み改善、リンパ節のつまりを解消してふくらはぎのむくみを解消。膝を立てて、両手を重ね膝裏に手を置き、気持ちの良い程度の圧で5秒押してください。

どれも呼吸に合わせて5秒、それを10回ほどやると効果的です。また太衝と三陰交は、これからの季節お灸をすることもおすすめです。

さらに前屈のストレッチと、アキレス腱伸ばしもおすすめ。この動きは、ふくらはぎの腓腹筋、ヒラメ筋肉を伸ばすことになるので、夜寝ている間の筋肉ポンプが更によくなるためにより効果が期待できます。

これを夜寝る前、リラックスした状態でやることで、次の日の水分代謝が改善され、むくみづらい体への変化が期待できます。

生活習慣からのむくみは、日々の少しの意識とセルフケア次第で改善可能です。年齢とともに良くも悪くも体質は変わるので、数年後の不調の出にくいカラダつくりに向け、やってみてくださいね。

美月綾乃 美月綾乃

鍼灸師、美容鍼灸師。会社員時代に体調を崩したことをきっかけに、東洋医学を学び鍼灸師になる。 2万人の施術経験から、2011年三軒茶屋に「アムラス鍼灸」を開業。2013、2014年、2015年とisotベストサロン大賞受賞。美容鍼、産後骨盤矯正、マタニティ鍼灸、子宮メンテナンス、かっさマッサージなどオーダーメイドメンテナンスが好評。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

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