2016/9/23

リピーター率80%「魔法のパンツ」ができるまで 神戸のラボを見学してきました!

洗濯機で毎日洗って実験

最後、「ソーイングラボ」はサンプルを作る"小さな工場"。360度自由自在に伸びる生地がウリのビースリーですが、実はこの生地は品質の安定がしにくいのです。高い縫製技術を持った研究員が履き心地に少しの違和感もないように細かい仕様までしっかり突き詰めて研究。アンケート資料のお客さんの声なども参考に、工夫を重ねながらパターン作りをしているそうです。

繰り返し洗濯機で洗った場合のダメージもチェック

自宅で何回も洗濯した後の変化をテストするために、各メーカーの全自動やドラム式のほか、ドイツ製の洗濯機もずらりと並んでいました。試作品を社員が毎日履き、洗ってテストするそうです。

「パンツ一筋で型も多くないので、1つの型にものすごい時間と人員をかけています。普通のメーカーなら第3者に丸投げしてしまう作業でも、自分たちで妥協なく丁寧にしているのが特徴。こんなに愛情と手間をかけて作られる服は珍しいと思います」と名合さん。

研究員さんたちとお話して思ったこと。それは「完全に科学者だ!」でした。「1ミリ、いや、もっと小さな狂いも見逃さない」「もっといいものを作って見せる」と研究を重ね、ものすごくひたむきにパンツと向き合っているのが伝わってきます。アパレル系というより理系(+体育会系も少し?)のノリです。

最後に、ビースリーの誕生秘話をちょこっとします。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

[続き]「ビースリーはアパレルではない」
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