まるで科学の実験室
最初に案内されたのは「美脚研究所」というところ。そこは、アパレルのイメージからは程遠い、科学の世界でした。ランニングマシーン、ところ狭しとそれぞれ動いている色々な形の機械たち、薬品棚......。まさに"研究所"です。
案内してくれたのは"研究員"の名合乙佳さん。ビースリーは10サイズ展開。どんな体型の人でも気持ち良く、カッコよく履きこなせるパンツのパターンを研究するお仕事をしています。
この研究所は3つのコーナーがあります。
試作品を履き、実際の動きを分析
まずは「人間工学ラボ」。衣類が骨格や筋肉に作用する仕組みや、体感温度などを研究しています。
履き心地にこだわった機能性の高い数々の製品はここで生まれるのですね。試作品を履いた研究員がランニングマシーンで実際に歩き、脚やパンツの動きのデータ分析をして開発や改良に生かしているそうです。
ガラスに仕切られた「品質管理ラボ」では、衣料管理士や繊維製品品質管理士の資格を持つ研究員たちが品質検査をしています。
検証に検証を重ねる
生地自体の強度、ストレッチ=伸長率やもとに戻る回復率、色落ちに対する耐久性、ダマのできやすさなど、科学的な面から検証しているそうです。社内に試験機器を持っているのは珍しいそうで、これでよりスピーディに緻密なチェックができるといいます。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。