お金の貯まるカード活用術
“ポイントの達人”こと株式会社ポイ探の代表取締役・菊地崇仁さんが、ポイントカードやクレジットカードの賢い使い方をわかりやすくレクチャー。読んだら必ずお金が貯まる、目からウロコのカード活用術です。
2016/3/ 4

【第51回】クレジットカード審査落ちのからくり 「ブラックリスト」は実在するのか?

登録情報は自分でも確認できる

具体的にどのような情報が登録されているのかを見てみましょう。この情報は1000円支払えば、自分で確認することも可能です。では、実際に確認してみたいと思います。

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確認方法は簡単で、クレジットカードを用意し、CICに電話(0570-021-717)します。クレジットカードの有効期限4桁を電話で入力すると、6桁の番号が発行されます(電話で伝えられます)。次に、CICのページにアクセスし、インターネット情報開示ページで発行された6桁の番号、クレジットカード番号を入力すると、PDFで情報をダウンロードできるようになります。

このPDFは慣れればそれほど大変ではありませんが、最初は戸惑うかもしれません。まず確認するところは、2ページ目以降にある「クレジット情報」です。それぞれのクレジットカード毎に1ページ用意され、2年間に延滞履歴がないかどうかが確認できます。一番下の<入金状況>が"$"マークで埋まっていれば問題なし。延滞がないということです。"‐"ブランクも問題ありません。

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問題があるのが"A"マーク。これは延滞したということです。これが多いと審査落ちする可能性は高くなります。

次に確認するのは<お支払の状況>という箇所。「26.返済状況」が「異動」となっている場合。これは長期間延滞が続いている場合です。つまり、いわゆる「ブラックリスト」の状態を意味します。ただ、これを見てもわかるように「ブラックリスト」と言うのは存在しておらず、信用情報を確認して、各企業がそれぞれ判断しているに過ぎません。

特にカードの利用状況では問題ないのに審査落ちする場合は、最後の方にある「申込情報」を確認します。このページには、過去6か月間にどのカードを申し込んだかなどが一覧で表示されており、この件数が多い場合は審査落ちする可能性は高くなります。筆者の感覚としては3つ以上(4つ目から)になると危険です。6か月で情報は消えますので、6か月後に再度クレジットカードの申し込みをしてみましょう。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

[続き]実は怖いケータイ電話の分割販売
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