利用付帯と自動付帯の組み合わせ
まず、「利用付帯」カードについてですが、今夏のパッケージツアー料金を現金で支払ってしまった場合、出国前に使うリムジンバスや成田エクスプレス等をクレジットカードで支払いましょう。これも立派な"旅費"ですから、"利用"したことになるのです。旅費全体である必要はなく、旅費の一部でも利用していれば問題ありませんので、出国前に利用できる交通機関がないか確認してみましょう。
次に、海外旅行保険は複数のクレジットカードで死亡後遺障害以外の補償金額は合算することができます。例えば、エポスカードと楽天カードを保有している場合、下記のような補償金額になります。
傷害死亡・後遺障害だけは補償金額の高いカードが最大値になるため、楽天カードの2000万円が上限となります。
それ以外は全て合算して利用できるため、エポスカード単体、楽天カード単体で持っているよりは補償金額をアップさせることができるのです。
重要なのは、旅費を楽天カードで払う事。エポスカードの海外旅行傷害保険は自動付帯のため、カードを保有しているだけで良いのです。
以上の事を理解しているだけで、海外旅行保険の補償が手厚くなりますよ。
菊地崇仁
ポイント交換案内サイト「ポイント探検倶楽部」を運営する株式会社ポイ探の代表取締役。さまざまなポイントやカード情報に精通し、テレビや雑誌等で活躍中。著書に『新かんたんポイント&カード生活』(自由国民社)等がある。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。