【ブーム調査隊】これだけ知っておけば大丈夫! スペシャルティ、サードウェーブコーヒーの基本&ショップ
最新スペシャルティコーヒー、サードウェーブコーヒーショップおさらい
●サードウェーブの"真打ち"/ブルーボトルコーヒー(清澄白河、青山)
日本のコーヒー界に真打ち登場...といった感のある、アメリカ生まれのサードウェーブコーヒーの代表格です。東京・清澄白河に今年2月、海外進出1号店となる「清澄白河ロースタリー&カフェ」(東京都江東区)がオープンした際は、8席の店内を目指して長蛇の列が。その人気ぶりが各マスコミに取り上げられました。3月には青山店(東京都港区)も仲間入りしました。
クラリネット奏者だったジェームズ・フリーマン氏が、02年にカリフォルニア州オークランドで創業。自社ロースタリー(焙煎所)で焙煎したコーヒーを使い、おいしさが引き出されるよう一杯ずつ丁寧にいれるドリップコーヒー、エスプレッソが人気です。
フリーマン氏がブルーボトルコーヒーを立ち上げるきっかけとなったのは、実は「日本の喫茶店」なのだそうです。日本の名店といわれる喫茶店に足を運び、丁寧に一杯ずつコーヒーをいれる喫茶店の雰囲気を味わううち、ブルーボトルコーヒーのアイデアが浮かんだのだとか。米・西海岸発の開放感あふれる店舗に、洗練された日本の喫茶店マインドを探しに行ってもいいかもしれませんね。
●名前通りの力強さとインパクト/ゴリラコーヒー(渋谷)
「ゴリラ」という名前通り、地から強くインパクトのあるコーヒーが飲める店で知られる、アメリカで人気のコーヒーショップ。日本では今年1月、ジャーナル スタンダードやスピック&スパンなどのアパレルを中心に展開する「ベイクルーズ」が日本初上陸となる渋谷店(東京都渋谷区神南)をオープンしました。
02年にニューヨークのブルックリンで創業。ゴリラの強さをイメージするガツンとくるコーヒーが飲める店として、数年で行列のできる人気店に成長しました。豆はオーナーのキャロル氏が年2回、産地で直接買い付けており、品質の高さが評価されています。
渋谷店では、看板メニューの一つ「水出しコーヒー」などアメリカ本国と同じメニューを提供。ボリューム満点の名物「ゴリラドッグ」といったフードメニューも充実しています。渋谷店では6月から、オリジナルブレンドの「shibuya blend」も販売しているそうです。こちらもお試しあれ。
●米最古のスペシャルティコーヒーチェーン/コーヒービーン&ティーリーフ(日本橋、埼玉・越谷)
1963年に米・ロサンゼルスで創業した米国最古のスペシャルティコーヒーチェーン。世界25か所に982店舗(15年3月末現在)を展開し、5月26日に東京・日本橋に日本1号店となる「日本橋一丁目店」、5月30日には埼玉・越谷のイオンレイクタウンkazeに2号店の「イオンレイクタウンkaze店」をオープンさせました。
「客が探し求めていた味を提供する」が理念。ロサンゼルスを代表するスペシャルティコーヒーショップとしてハリウッドセレブらにも愛される"老舗"コーヒーチェーンです。
直接契約した農園から調達する主にシングルオリジンの最高級アラビカ種100%のコーヒー豆を、熟練の焙煎工がそれぞれのコーヒーに合わせて自社焙煎。ティーも、上から2枚のみの「トップ2リーフ」を手摘みした高品質茶葉を、直接契約農家から調達して自社でブレンドしています。
このほか、コンビニエンスストア「ローソン」の「MACHI cafe」では、40周年創業記念として6月2日から1店舗20杯限定で「琥珀色の宝石 パナマ ゲイシャコーヒー」を販売していました。昨年5月のオープンではありますが、東京・渋谷の道玄坂にはサードウェーブコーヒーのセレクトショップ「ABOUT LIFE COFFEE BREWERS」もあります。
皆さんも、この機会にスペシャルティコーヒー、サードウェーブコーヒーを楽しんでみませんか?
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。