オープン当初の長蛇の列が"社会現象"となったアメリカ生まれの「ブルーボトルコーヒー」はじめ、2015年も引き続き盛り上がりを見せているのがスペシャルティコーヒー、サードウェーブコーヒーです。
そもそも他のコーヒーと何が違うの? どのお店を押さえておけばいい? など、今更聞けない最新コーヒー事情をおさらいしてみましょう。
用語をチェック スペシャルティコーヒー、サードウェーブコーヒーとは?
スペシャルティコーヒーとは、コーヒーの豆(種子)からカップまで(From Seed to Cup)の全ての段階において、一貫した体制・工程で品質管理を徹底させたコーヒーのこと。生産国での栽培管理や収穫、選別などが適正に行われ、適切な輸送と保管で劣化していない状態での焙煎、適切な抽出による生産地の特徴的な風味特性が表現される-などの条件をクリアした、風味の素晴らしいコーヒーを指します。
サードウェーブコーヒーとは、アメリカの第3次コーヒー文化のこと。スターバックスに代表されるような、高品質の豆、エスプレッソマシーンなどを使ったテイクアウトコーヒーブームの「第2次」に続く波です。豆の品質にこだわり、単一種の苗木から収穫した豆を使う「シングルオリジン」と呼ばれるスタイルを取るため、品種本来の個性を味わうことができます。ハンドドリップやサイフォンで1杯ずつ丁寧に入れるのが特徴で、「ブルーボトルコーヒー」が代表格とされています。
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