金色のクレジットカード「ゴールドカード」。2011年とちょっと古いデータですが、楽天リサーチの調査によると、ゴールドカードの保有率は約11%。10人に1人は持っていることになります。
ひとつのステータスとしても注目されるゴールドカードですが、そもそも持つメリットはあるのでしょうか?
ステータス、ポイント率、限度額、サービス...徹底解説
まずはステータス。クレジットカードのランクは一般カード、ゴールドカード、プラチナカード、ブラックカードとなっており、ゴールドカードはランクで考えるとちょうど真ん中あたり。クレジットカードによってはプラチナカード、ブラックカードが用意されていないものもあり、一番のステータスがゴールドカードという場合もありますが、、最近では各社プラチナカードを発行しているので、ゴールドカードのステータスは下がってきているのが実情です。
ポイントについて。ゴールドカードの場合、一般カードよりもポイントが多く獲得できる場合も多いですが、一般カードの2~3倍になるようなことはなく、ゴールドカードの高額な年会費分のポイントを獲得できることは稀です。
例えば、一般カードで年会費が無料、200円で1ポイント(=1円)付くクレジットカードがあります。このゴールドカードの場合、年会費が1万円+税、100円で1ポイント(=1円)という場合ですと、ポイントは2倍貯まりますが、年会費分を考えると年間で216万円を使うまでは一般カードの方がおトクなのです。
利用限度額は、一般カードよりもゴールドカードの方が高く設定されています。しかし、一般カードでも長年利用していると、どんどん上がって行き、利用限度額が200万円程度になることも。また、結婚式費用など高額な利用の場合は、カード会社に事前に伝えると、一時的に限度額を上げてくれる場合もあります。数百万円も利用することは稀ですので、限度額が高くなくても日常生活では困りません。
最後、付帯サービスについて。クレジットカードには付帯サービスといって、ポイントだけでなく様々な特典が用意されています。例えば旅行保険。海外旅行や国内旅行で怪我などをした場合、クレジットカードで旅費を支払っていると、限度額内で保障してくれるというサービスです。一般カードよりもゴールドカードの方が補償は手厚いですが、ゴールドカードの保障で十分かと言うと、そうでもありません。別途、旅行保険に加入するのであれば、ゴールドカードのメリットはそれほどありません。
また、「空港ラウンジを利用できます」という特典のあるゴールドカードも多いです。しかし、一般的なゴールドカードで利用できるラウンジは、殆どの場合、手荷物検査前にあるラウンジの利用となります。手荷物検査後にある航空会社のラウンジなどを利用することはできません。
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