総合的に判断、持っていていいゴールドカードとは
ステータス、付帯サービスを金額換算することはできませんが、ポイントプログラムだけを見ても、ゴールドカードを持つメリットは少ないです。プラチナカード以上のカードを持つためのステップアップとして割りきってゴールドカードを使うのは良いですが、「ステータスのため」「なんとなく」で持つのはおすすめしません。
では、おトクなゴールドカードは存在するのでしょうか? 例えば、「イオンゴールドカード」。こちらはイオンカード保有者が一定の基準を満たした時に発行されるカードで、ゴールドカードなのに年会費は無料です。
空港ランジ(手荷物検査前)も利用でき、イオンにあるイオンラウンジの利用も可能。イオンラウンジは、同伴者も3人まで入室でき、無料飲料も用意されています。
次に、海外の空港ラウンジを利用できる「プライオリティ・パス」が付いている「楽天プレミアムカード」。年会費は1万円+税とそれなりに高いですが、手荷物検査後にある空港ラウンジを利用可能です。
この「プライオリティ・パス」の年会費は399米ドル。海外出張が多い人にはプライオリティ・パスだけ考えてもおトクなカードです。
ゴールドカードを持っている人は、その特典を使いきれているか1度確認してみてください。
菊地崇仁
ポイント交換案内サイト「ポイント探検倶楽部」を運営する株式会社ポイ探の代表取締役。さまざまなポイントやカード情報に精通し、テレビや雑誌等で活躍中。著書に『新かんたんポイント&カード生活』(自由国民社)等がある。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。