これまで、ANAとJAL、それぞれのカードの違いや貯まりやすさについて比較してきました。(参考:(1)ANA or JAL 貯めるならどっち? (2)ANA or JAL マイルが貯まりやすいのはどっち?)今回は、ずばり「マイルの使いやすさ」です。貯めることがゴールではないので、いかに使い勝手がいいかも重要になってきます。
人気路線は激戦必至!一瞬の迷いも許されない
まず、マイルの無料航空券(以下、特典航空券)の座席について説明します。例えば、400人乗りの飛行機があった場合、全ての座席を特典航空券で予約できるわけではありません。「30席だけ特典航空券で予約できます」と言う設定がされているのです(特典航空券用の座席数は公開されていません)。
そのため、特典航空券で「残り2席」となっていて、2席分確保し予約をしても、いざ座席指定の時には選び放題、ということがおこるのです。要するに、特典航空券で予約できるのは2席だけど、空席は100席以上、ということですね。
当然、人気路線は特典航空券の座席は一瞬でなくなってしまいます。人気路線で特典航空券を獲得するには、(多くの場合)予約2か月前の9時30分にパソコンの前に張り付いて、瞬殺しなくてはならないのです。
筆者は、特典航空券で何度も予約しているため、次の画面で何を入力し、何を選択しなければならないか知っています。しかし、はじめて予約する場合はそうもいかないでしょう。もたもたしている間に席がなくなるということもあります。これでは、マイルを使うことができません。
そんな時に便利なのがJALの「マイルフライト」、ANAの「特選フライト」です。この「マイルフライト」「特選フライト」は普通席に空席がある限り、特典航空券で予約ができるという嬉しいサービスです。
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