人間の身体は動脈、静脈、そしてそれらから分岐した毛細血管が全身のすみずみに広がっています。心臓が送り出した血液は動脈を通り、毛細血管に分岐し全身の細胞に酸素や栄養を届け、また細胞から排出された二酸化炭素や老廃物を回収した毛細血管は合流し、静脈となり心臓に戻ります。脚は心臓から遠いためふくらはぎの筋肉は脚にいった血液を心臓へ戻すサポートをする『第2の心臓』 と呼ばれ、ポンプの役割を担っています。

立ち仕事やデスクワークなど長時間同じ姿勢で過ごしたり、足首の動きにくい靴（ブーツ）などを履くことで、ふくらはぎの筋肉がポンプの役割をし難くなります。すると心臓への血液の戻りが悪くなり静脈圧が上がることで、血液中の血漿水分が血管外に漏れ出し、細胞と細胞の間に溜まってしまいます。これが『むくみ』となります。

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