日本橋三越本店(東京都中央区)本館7階の催物会場では、2012年10月10日から15日まで「三越フランスフェア」が開催されます。
今回は、"ジャルダン・ド・フランス(フランスの庭)"とも称される「ロワール地方」を特集。全長1000km以上におよぶロワール河流域に広がる自然豊かなエリアから、伝統的な美食の数々が届きます。
期間中は、フランス菓子の代名詞「タルト・タタン」がイートインに登場します。19世紀後半、ロワール川流域のソローニュ地方で「ホテルタタン」を営んでいたタタン姉妹が、リンゴのタルトを作る際にうっかり生地を入れ忘れたのが始まりという、ユニークな誕生秘話を持つタルト・タタン。今回はこの「ホテルタタン」のレシピを使い、東北沢「パティスリー・ル・ポミエ」のパティシエ、フレデリック・マドレーヌ氏により、その味が忠実に再現されます。甘みと酸味、キャラメリゼの香ばしさが織りなす深い味わいは、一度食べればやみつきに。
イートインで「タルト・タタン(ドリンク付)」(1050円)をはじめ3メニューが提供されるほか、テイクアウト(1カット735円/1ホール4410円)も用意されます。
シェーブル(山羊乳)チーズの名産地、ロワール地方を代表する白カビタイプのチーズ「クロタン」をアレンジしたガレットもイートインにて提供されます。牛乳チーズとは異なる、クロタンチーズの芳醇で濃厚な味わいを楽しめます。ガレットはグラスシャンパン付で1785円。
ほかにも、ロワール河口近くの都市ナントで1902年以来レシピを変えずに作られているキャンディ「ボンボン・リゴレット」をはじめ、「パティシエ・シマ」が日本に広めたアンジュ地方アンジェの伝統菓子「クレーム・アンジュ」、若草の香りが心地よい余韻を残すロワールの白ワインなど、その魅力がたっぷりと紹介されます。
もちろん、ロワール以外からもフランス各地から届いた逸品の数々がお目見え。フランスのエスプリを感じるファッションアイテムやインテリアなども揃います。
開催時間は10時から19時まで。イートインの営業時間は10時30分から19時までで、ラストオーダーは18時。
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