「美食大国日本」―世界中のおいしい料理を味わえる日本では、多くの人がその日の気分でフレンチや中華、和食など好きな料理を選び、楽しい食事のひと時を過ごします。
とはいえ、この広い世界には、食通の日本人でも知りえない独特な食べ物がたくさんあります。今回は、旅の口コミ&ランキングサイト「トリップアドバイザー」が発表した「世界のくさくておいしい食べ物」を紹介します。
一度、食べてみた・・・い?
1位のくささは納豆の18倍
今回、臭さの指標として「アラバスター単位(Au)」を採用。Auはアラバスターという測定器を使用して数値化した臭いの単位です。ちなみに、1日はいた靴下はおよそ120Auで、朝食の定番「納豆」は靴下の約4倍、452Auとなりました。
ここで気になるのは、この世で一番くさい食べ物。1位に輝いた食べ物の数値はなんと8070Auにものぼり、納豆の18倍もの強烈なにおいを発することがわかりました。名前は「シュールストレミング」。スウェーデンで食べられている缶入りのニシンの塩漬けです。魚が腐った臭いとも言われ、航空会社では缶の破裂を恐れ、機内への持ち込みを禁止しているそうです。
続く2位は韓国発「ホンオ・フェ」(6230Au)。ガンギエイという魚の身を発酵させた料理で、シュールストレミングにも匹敵する食品として紹介されることもしばしば。アンモニア臭が特徴的な"高級料理"です。
3位には、缶の中で熟成させる「エピキュアーチーズ」(ニュージーランド)、4位にはアラスカ、グリーンランドで食べられている「キビヤック」が入りました。「キビヤック」はアザラシの腹に海鳥を詰め、土の中で発酵させたもので、液状になった鳥の体液を食べるのだそうです。5位には日本・伊豆諸島の特産品「くさや」(1267Au)がランクインしました。
世界には、このほかにも「くさい食べ物」が数え切れないほどあるようです。しかし、納豆やくさやで「くさくてうまい」を知っている日本人ならば、これらの食べ物にも順応できる・・・かもしれませんね。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。