夏の定番デザート「ジュレ」。透明感のある見た目やさっぱりした味が涼を呼びます。節電が気になる今年の夏は特に出番が増えそう。そんな「ジュレ」がデザートの枠を飛び出し、「鍋料理」に進出しています。
名づけて「ジュレ鍋」! スープやコラーゲンを寒天などでゲル状にゆるく固めたものを、トッピングやつけだれとして食べます。ミツカンが鍋トッピング用のコラーゲン入りジュレを販売しているほか、渋谷の「CON PASSIONE ~コンパッシオーネ~ イタリア郷土料理」や田町の「日本料理 鶴」などで提供され、話題になっています。
コンパッシオーネの「ベジ豚と豆乳味噌ジュレの氷鉄鍋」
「ジュレ鍋」の注目度が高まっていることを裏付ける調査結果も。ぐるなびが2011年5月、会員を対象に実施した「夏鍋に関する調査」では、40.2%の人が「ジュレ鍋がメニュー化されたら食べてみたい」と回答しました。理由は、
「鍋に涼を演出する発想に驚かされたし、興味をもった」(20代男性)
「ジュレは冷たいというイメージがあるので、暑い夏にぜひ食べてみたい」(20代女性)
など、冷たい印象のジュレを鍋料理に持ってくるという斬新さや、暑い夏に食べても涼しいという点にひかれる人が多いようです。ぐるなび広報によると、「今年に入ってからジュレ鍋を提供する飲食店が増えた」とのこと。今後も「ジュレ鍋」を出すお店が増えるかもしれません。
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