なぜ思春期は太りやすい? ぶくぶく太った黒歴史のナゾが解明された!

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そうだったのか......(やっちまった!)

15歳は心身ともに複雑なお年頃。特に女子は、ほっそりしていた少女体型から、ぽっちゃりした体つきへみるみる変わる時期です。外見を気にする気持ちと歯止めの効かない食欲の間で大変だったのを記者も覚えています。オンナのダイエット人生はそこから始まる、と言っても過言ではないでしょう。

「成長期はお腹が減るものだから仕方ない!」と周りの大人になぐさめられ、食べまくった15歳。しかし、ぶくぶくと太った"黒歴史"の原因はモリモリ食べることだけが原因ではないことが分かりました。最新研究で、15歳の頃だけ体の生理機能が太りやすい体質に劇的に変化することがわかったのです。

でも、いったいなぜ――?

ご飯2膳分の基礎代謝がガクンとおちる

研究をまとめたのは、英国エクセター大学医学部のテレンス・ウイルキン教授らのチーム。国際肥満学専門誌「International Journal of Obesity」(電子版)の2016年9月8日号に発表しました。

研究チームは279人の子どもたちを対象に、5~16歳まで12年間にわたり体の基礎代謝量の変化を調べました。ちなみに、基礎代謝量とは体を動かさなくても命を維持するために消費するカロリーのことで、成人男性が約1500キロカロリー、女性が約1200キロカロリーです。

その結果、子どもたちの基礎代謝量は成長とともに増えていきましたが、15歳の頃にピンポイントでクンと少なくなったことが分かりました。10歳時に比べ、1日あたり400~500キロカロリー(ご飯2膳分!)も減り、16歳になるとまた上昇します。

ウイルキン教授は、その理由について「思春期は成長するためにとても重要な時期。人間は何万年もかけ、食べ物がない飢餓状況に備えて基礎代謝量を抑え、成長に必要なカロリーを温存するよう体を進化させてきたのではないか」と話しています。つまり、15歳頃にだけ、生命維持に必要なエネルギーを最小限に抑え、浮かせたエネルギーを成長に回せるよう体の生理機能が変化するというのです。

この生命の神秘が、食べ物がありあまるほどある現代では、裏目に出てしまっているというわけ。なんてったってご飯1食分のカロリーが余ってしまっているのに、食欲は底なしなんですから。

[続き]思春期太りは引きずる
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