2015/8/ 5

まだまだ根強い「血液型診断」 85%は「血液型による性格分類は当たっている」と回答

最近話題になる「ブラハラ」。ブラッドタイプハラスメントの略で、血液型によって人の性格を判断し、相手を不快や不安な状態にさせる言動のことです。「几帳面なA型」「マイペースなB型」...など、飲み会などを盛り上げるにはもってこいの話題ですが、「科学的根拠は全くない」といった指摘もよく耳にしますよね。

子供の写真整理アプリ「Famm(ファム)」が、2015年7月、男女649人(男性112人、女性537人)にインターネットで調査したところ約40%の男女がブラハラのような経験をしたことがあると答えました。その一方で、「血液型による性格分類は当たっている」と答えた人は約85%。つまり、不快な思いをしつつも"当たってる...!"と思っている人が多いということでしょうか。

既婚女性の30%以上が「結婚前に相手の血液型を気にした」

「血液型による性格分類・診断は当たっていると思いますか」との問いで、最も多かったのは「一部は当たっていると思う」の69.8%。「当たっていると思う」(12.3%)、「とても当たっていると思う」(1.7%)を足すと、8割超の83.4%になりました。科学的根拠うんぬんと言われても、まだまだ信用する人は多いようです。

しかも、「結婚やお付き合いをするなら『血液型は○○型との相性がいい』といったような考えを持っていた」と答えた男女は、4割超に当たる41.3%。既婚女性の30%超が「結婚前に相手の血液型を気にした」と答えるなど、お付き合い、結婚など人生の岐路における判断基準にも血液型が登場していました。

気になる対象は恋人、結婚相手に留まりません。なんと15.2%は「結婚相手の両親の血液型も意識する」と回答。できることなら、義父母とは仲良くやっていきたい-という、切実な思いがにじみ出ています。

血液型話で場が和むのならいいのですが、血液型によって偏見を持たれて不快にさせてしまっては元も子もありません。盛り上がる話題だからこそ、注意したいものですね。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

人気キーワードHOT

特集SPECIAL

Instagram