お金の貯まるカード活用術
“ポイントの達人”こと株式会社ポイ探の代表取締役・菊地崇仁さんが、ポイントカードやクレジットカードの賢い使い方をわかりやすくレクチャー。読んだら必ずお金が貯まる、目からウロコのカード活用術です。
2022/5/28

PayPayポイント10月以降「グループ外に開放」へ。共通ポイントに進化、メリットは?

PayPayの決済で貯まるポイントが今年4月にPayPayポイントに変わりました。4月にはYahoo!ショッピングなどでTポイントが貯まらなくなり、PayPayポイントが貯まるようになっています。PayPayボーナスよりもPayPayポイントの方がポイントと言う感じはしますね。

PayPayポイントへの名称が変更されても、使い方や貯まり方などはPayPayボーナスと同じです。単純に名称がPayPayボーナスからPayPayポイントに変わっただけです。

では、なぜPayPayポイントに変わったのでしょうか?

4大共通ポイント→5大共通ポイント

PayPayの中山一郎社長は、2022年4月26日、10月以降にPayPayポイントを「グループ外に開放」すると明らかにしました。

加盟店がPayPayポイントを購入して、お客さんに付与できるようにするのが「グループ外開放」。現在でも街ナカなどの個人商店のようなグループ外の加盟店でPayPay決済するとPayPayポイントが貯まりますが、何が違うのでしょうか?

「グループ外開放」は、グループ外の加盟店がPayPayポイントを購入して利用者に付与できる仕組みです。

例えば、ポイ探商店があり、商品を買ったら購入者にPayPayポイントを付与することができるようになります。このとき、購入者に付与したポイントはポイ探商店が購入しており、1ポイント=2円などで買うと言うことです。

この仕組み、何か気がつきませんか? 共通ポイントなんですね。つまり、PayPayポイントが共通ポイント化するわけで、共通ポイント業界はいまの「4大共通ポイント」(Tポイント、Pontaポイント、楽天ポイント、dポイント)から「5大共通ポイント」になります。

ちなみに、プラスチックカードは発行されないようですので、モバイルPayPayポイントカードのようなイメージでしょうか。

共通ポイントは従来まで1業種1社のみ参加でした。例えば、ファミリーマートはTポイントのみ、ローソンはPontaポイントのみだったのが、最近はマルチポイント化しています。

現在はファミリーマートでTポイントに加え、楽天ポイント、dポイントが、ローソンではPontaポイントに加え、dポイントが利用できます。

様々なお店がマルチポイント化しており、PayPayポイントも共通ポイントとして参入はしやすくなっています。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

[続き]ポイント界隈の激戦、さらに高まる
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