PayPayの決済で貯まるポイントが今年4月にPayPayポイントに変わりました。4月にはYahoo!ショッピングなどでTポイントが貯まらなくなり、PayPayポイントが貯まるようになっています。PayPayボーナスよりもPayPayポイントの方がポイントと言う感じはしますね。
PayPayポイントへの名称が変更されても、使い方や貯まり方などはPayPayボーナスと同じです。単純に名称がPayPayボーナスからPayPayポイントに変わっただけです。
では、なぜPayPayポイントに変わったのでしょうか?
4大共通ポイント→5大共通ポイント
PayPayの中山一郎社長は、2022年4月26日、10月以降にPayPayポイントを「グループ外に開放」すると明らかにしました。
加盟店がPayPayポイントを購入して、お客さんに付与できるようにするのが「グループ外開放」。現在でも街ナカなどの個人商店のようなグループ外の加盟店でPayPay決済するとPayPayポイントが貯まりますが、何が違うのでしょうか?
「グループ外開放」は、グループ外の加盟店がPayPayポイントを購入して利用者に付与できる仕組みです。
例えば、ポイ探商店があり、商品を買ったら購入者にPayPayポイントを付与することができるようになります。このとき、購入者に付与したポイントはポイ探商店が購入しており、1ポイント=2円などで買うと言うことです。
この仕組み、何か気がつきませんか? 共通ポイントなんですね。つまり、PayPayポイントが共通ポイント化するわけで、共通ポイント業界はいまの「4大共通ポイント」(Tポイント、Pontaポイント、楽天ポイント、dポイント)から「5大共通ポイント」になります。
ちなみに、プラスチックカードは発行されないようですので、モバイルPayPayポイントカードのようなイメージでしょうか。
共通ポイントは従来まで1業種1社のみ参加でした。例えば、ファミリーマートはTポイントのみ、ローソンはPontaポイントのみだったのが、最近はマルチポイント化しています。
現在はファミリーマートでTポイントに加え、楽天ポイント、dポイントが、ローソンではPontaポイントに加え、dポイントが利用できます。
様々なお店がマルチポイント化しており、PayPayポイントも共通ポイントとして参入はしやすくなっています。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。