縦型カードの増加の理由とは?
(公式サイトより)
エポスカードのリニューアル時には縦型のカードになりました。他にも、Z世代向けのクレカであるLikeme by saison cardも縦型、新しく発行されたPayPayカードは縦型と横型が選べます。
以前から縦券面のデザインはあったのですが、わずかでした。しかし、最近になって縦券面が増えてきたのには理由があります。カードを差し込んで支払う事が増えてきたからです。
コンビニやスーパーなどでクレカを利用すると差し込むことが多いです。縦型の場合は、券面デザインのまま差し込めば良く、カードになれていなくても使いやすいのが特徴です。
既にカード決済に慣れている人であれば、差し込む方向を間違えることはありませんが、若い方向けのカードでは縦型が増えていくかもしれません。
金属製のクレカがあります。以前、金属製のクレカというとそれほど多くなかったのですが、年会費3万6300円のアメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードでもメタル素材での発行が開始。
やはり、金属カードは出した時の感覚が違い、カードを出す回数が増えるようです。やっぱり見せたくなるカードなんですね。
アメックスと同じようにダイナースもプレミアムカードも金属製のカードが発行される予定です。
金属製カードというと、ラグジュアリーカードのブラックダイヤモンドを前回紹介しましたが、今回紹介したトレンドが全て詰め込まれています。さらに、来年2月には年会費22万円のゴールドカードにローズゴールド色が誕生し、女性経営者などにも良さそうです。
来年は、"脱炭素"でプラスチック以外のカードが出てくるかもしれませんね。
菊地崇仁
ポイント交換案内サイト「ポイント探検倶楽部」を運営する株式会社ポイ探の代表取締役。さまざまなポイントやカード情報に精通し、テレビや雑誌等で活躍中。著書に『新かんたんポイント&カード生活』(自由国民社)等がある。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。