表示やBGMまで、台湾テイストに浸れる店内
(ウッディな店内のインテリアに安らぎます。女性客が多いです)
ウッディな店内の随所には台湾テイストが。例えばドアのPUSHは「推」になっていたり、Welcomeは「歓迎光臨」、Staff onlyは「請勿進入」など語学の勉強にもなります。台湾の本が並んでいるコーナーもあり、台湾について予習できます。いつか行ける日が来ることを祈りつつ......。
そしてBGMは台湾のラジオっぽい音声。流れている曲が誰の曲かGoogle AIに聞いてみたら「Wei Ai Qi Cheng」「Wang LeeHom」といった台湾で人気があるっぽい歌手の名前が表示されました。
1回目の訪問では豆乳系が売り切れだったので、後日、再訪。今度は時間がお昼過ぎだったからか、豆乳ドリンクや、台湾の王道朝ご飯メニューのシェントウジャン、各種パイもありました。
豆乳紅茶(440円)や、シェントウジャン(辣油入り)(550円)、抹茶パイ(330円)など購入。シェントウジャンは酸味と辛味が解け合い、豆乳の生暖かさに癒されました。
(ラー油がアクセントのシェントウジャン。こちらも体に良さそうです)
抹茶パイは餡が絶妙に甘さで生地がサクサクしていました。台湾のイメージを裏切らない癒し系の味わいです。
(彩りもかわいいスゥ。具も抹茶餡や枝豆餡、紫芋餡など体に優しいです)
スープとドリンクで豆乳を飲み過ぎた感がありましたが......。台湾に行ったことがある同行者によると、日本の清潔さと台湾の味が融合した理想的な空間とのことでした。
「四ツ谷一餅堂」で、台湾欲が少し満たされました。ただ、このお店のお客さんは、台湾に行ったことがある人が多そうな印象です。次回行く時は、オードリー・タンの本でも持ってアピールして、台湾に行ったことがない身でもテリトリー感を出していきたいです。
(冷たいお茶のパッケージもおしゃれで、しばらく使い回したくなります)
辛酸なめ子
東京都生まれ、埼玉県育ち。漫画家、コラムニスト。武蔵野美術大学短期大学部デ
ザイン科グラフィックデザイン専攻卒業。近著に、『ヌルラン』(太田出版)、『タピオカミルクティーで死にかけた土曜日の午後』(PHP研究所)『スピリチュアル系のトリセツ』(平凡社)『愛すべき音大生の生態』(PHP研究所)などがある。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。