無理なく「脂肪が燃える体質」になる方法、聞いてきた。
コロナ禍での体重コントロールって難しいですよね。食事や運動が大事とはわかってはいるけど......なかなか続かないですよね。
今回は、最新の「脂肪燃焼作用」のメカニズムについてレポートします。
注目のMCTとは?
近年、脂肪燃焼の観点から注目が集まる「MCT(中鎖脂肪酸)」。このMCTの健康価値や取り入れ方を発信する「MCTプラス・コンソーシアム」の第1回メディアセミナーが2021年4月13日に行われました。
セミナーでは、虎ノ門中村クリニック 院長で日本抗加齢医学会専門医の中村康宏先生が、MCTが脂肪燃焼を促すメカニズムについて教えてくれました。
MCTは、母乳やココナッツなどのヤシ科植物の種実に含まれる成分です。一般的な油よりも素早くエネルギーになりやすいという特長から、これまで50年以上に渡り、医療現場やスポーツ分野における栄養補給、生活習慣病予防など、様々なシーンで活用されてきました。
近年MCTが注目される理由のひとつに、脂肪燃焼作用があります。
人間がエネルギーを作り出すメカニズムには、糖質をエネルギー源とする「糖燃焼回路」と、脂質をエネルギー源とする「脂肪燃焼回路」と大きく分けて2つあります。
通常は「糖燃焼回路」が優先的に使われますが、MCTを摂取することで体内にケトン体が生成され「脂肪燃焼回路」を動かしてくれるというのです。
2つの回路が同時に動くことで効率よくエネルギーを作り出し、脂肪が燃焼しやすい体質になるのだそう。つまりMCTは、脂肪の「燃焼回路スイッチ」をオンにしてくれるのです。
今年1月に行ったMCTを摂取するヒト試験でも、MCTの摂取により脂肪が燃焼しやすい体質になったことが数値として明らかになったといいます。まずは小さじ1杯程度からMCTオイルを毎日の食事に摂り入れるといいそうです。
お手軽レシピ
「MCT(中鎖脂肪酸)」の効果的な摂り方も気になりますよね。MCTオイルは無味無臭でどんな料理にも合わせやすいのが特長です。揚げ物や炒め物の加熱調理には向かないので、サラダなどにかけたり、スープやコーヒーなどに入れるのが◎。
すぐできる簡単レシピも公開されましたよ。
「モーニングパワースムージー」
材料(1人分)
バナナ...1本(可食部90g)
無調整豆乳...200cc
ベビーリーフ...ひとつかみ
MCTオイル...小さじ 1
レモン汁...小さじ 1
作り方はすべての材料をミキサーに入れて混ぜるだけ。MCTオイルを加えることで腹持ちよく、疲労回復にも役立って、朝にすばやくエネルギーチャージ。これ1品でお腹も満足の朝食になるそうです。
ほかにも、サラダやヨーグルトなど、手軽で脂肪燃焼効果が期待できるレシピはたくさんありました。公式サイトに掲載されているのでチェックを!
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。