あれ? いつもの凸凹は......?
筆者はクレジットカードやデビットカード、プリペイドカードなどを大量に持っています。記事を書くときにカードの写真撮影をしますが面倒なのがカード番号を消すこと。カード表面にはカード番号だけでなく有効期限や他の会員番号、名前など個人情報がたくさん詰まっているわけで、それを1つずつ消す作業が本当に大変なんです。
しかし、この面倒な作業が必要なくなっていきそうです。カード表面は最低限の情報にしようという変化が起きているのです。
アメリカン・エキスプレスのプラチナ・カード
アメックスのプラチナ・カードは2018年10月15日から金属製のクレジットカードとなりました。この金属製カードは表面からカード番号が消えています。
表面にある情報は、4桁のセキュリティコードと名前、いつからアメックスの会員かの3つのみ。カード番号や有効期限はカードの裏面に移動しています。従来のカードと見比べてもすっきりしていますね。
また、カード番号をぼかす(消す)作業をするとせっかくのデザインが台無しになってしまいます。センチュリオン(百人隊長)の顔にもぼかしが必要で......。
カード番号が表面になくなればどんなメリットがあるのでしょうか? 今までのようにカード番号が表面にあった場合、決済するときにカード情報が見えてしまうわけです。もしレジ周りにカメラがあった場合は、カード決済時にカード情報が全部写ってしまいます。カード裏面に移動したことで安心して決済できるんです。
店員さんにはVisaやAmerican Expressなどの国際ブランドさえわかれば良く、カード番号が表面にある必要はありません。以前は、カード情報を複写するためにエンボス(カード番号が出っ張っている)を使っていたわけですが、今はエンボス自体も必要ありません。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。