自転車文化センターは2017年8月21日と22日に北の丸公園(東京都千代田)の科学技術館で「夏休み自転車教室」を行います。「なぜ自転車は倒れないの?」という素朴な疑問に答える講義ほか、自転車のルールやマナーの講義も行われる夏休みに自由研究にもぴったりの教室です。
開催に先立って、講師を務める自転車文化センターの谷田貝一男さんに、自転車の秘密について聞いてみました。
自転車はなんで倒れないの...?
「夏休み自転車教室」は普段、何気なく乗っている「自転車」についての素朴な疑問を実験や体験をしながら学べる教室です。
たとえば、「自転車は2つしか車輪がないのになんで走行中に倒れたりしないの?」という疑問には、タイヤを使って実験します。タイヤをまっすぐに立ててそのまま手を離すとすぐに倒れてしまいますが、タイヤを転がすと、倒れずにまっすぐに進みます。こうした実験結果を講師の谷田貝さんは、
「こうした違いが出るのは、物が動き出したら動き続けようとする『慣性の法則』が働いているからです」
と解説。なんとなく難しいイメージのある「科学」ですが、身近な自転車を通して学ぶと楽しいですよね。
このほかにも「自転車はどんな素材で作られているの?」という疑問に答える講義やどうすれば安全に正しく自転車に乗ることが出来るのか、ルールやマナーについても学ぶ講座も行われます。
2日間とも12時45分から13時25分(開場12時25分)と14時30分から15時10分(開場14:10~)の2回開催。第1回は「自転車はなぜ倒れないのか?~ジャイロ効果を知る」と「正しい自転車の乗り方(ルールやマナー教室)」、第2回は「自転車の素材を調べてみよう」と「正しい自転車の乗り方(ルールやマナー教室)」の講義が行われます。
参加は当日受け付けます。参加費は無料ですが、科学技術館の入館料が別途必要です。入館料は大人720円、中学・高校生410円、子ども(4歳以上)260円。
詳細は公式サイトへ。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。