2017/1/31

懐かしすぎる! 日本の過去20年を「バレンタイン川柳」で振り返ってみた

うまいっ!2017年作

学生時代、片思いの彼にチョコレートをどうやって渡そうかドキドキしていたバレンタインデーが、20年経った今、自分用チョコレートにいくら費やすか財布片手にドキドキしている、そんな女性は記者だけではないはず。

メリーチョコレートカムパニーが、バレンタインデーを前に毎年募集する「バレンタイン今どき川柳」が20回を迎えました。これまで優秀作として発表された句は、時代の空気がビシビシ伝わるものばかり。そこで、東京バーゲンマニア編集部が「うまい!」と感じた句を編集部が"勝手に"ピックアップして紹介します。

懐かしい! ちょっと昔の日本のバレンタイン

●「うそオ!本当! 信じられない 僕にチョコ」(24歳、男性) 1998~1999年

今では普通すぎてピンと来ませんが、「うそオ!本当!」という表現は、当時流行した若者言葉でした。

1994年

●「リストラに 負けちゃ駄目よと 妻のチョコ」(52歳、男性) 1999年

リストラをテーマした応募は2004年頃まで続いたそうです。就職も氷河期でしたね。タイムスリップできるなら、今の人材不足を教えてあげたい。

●「義理チョコも 貰えぬ夫に 癒しチョコ」(38歳、女性) 2000年

妻の優しい一句です。義理チョコはどうなんだという論争、2000年にはもう始まっていたのでしょうか。この時代、「癒し」という言葉がいたるところで使われました。みんな疲れていたんですかね。

2002年

●「メールより チョコで伝えて 愛モード」(37歳、女性) 2002年

1999年に登場したドコモの「iモード」は、携帯電話でインターネットに接続できることが画期的でした。今なら「メール」じゃなくて「LINE」、「愛モード」じゃなくて「愛フォーン」かな。

2004年

●「オレオレと 電話でチョコを 催促し」(70歳、男性) 2004年

「オレオレ詐欺」って今でも言いますが、2004年12月からは「振り込め詐欺」が警視庁の統一名称に、そして2013年5月からは警視庁の公募で「母さん助けて詐欺」が採用された歴史があります。バレンタインデーは、まさに母さんからのチョコレートに助けてもらう男性も、少なくないはず。

2005年

●「冬ソナに 火を付けられた 妻のチョコ」(男性) 2005年

2004年から日本で放送開始された韓流ドラマ「冬のソナタ」が大ブームを巻き起こしました。テレビの前の奥様は、本気でヨン様に恋をしていたので、この年は、全国的に美肌度がアップしたはず。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

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