実際に「娘に触れさせないで」と頼んだママも...
ママの気持ちを聞いてみた
都内に住むKさん(30代)は、3歳の娘さんのママ。仕事も育児もバリバリの女性です。そんなKさんは、男性保育士が女児を着替えさせることに多少なりとも不安を感じてしまう保護者に「気持ちはわかる」と理解を示します。
というのも、前に娘を担当していた保育士が男性で、粘着質な印象があったから。「全く気にならなかったと言ったらウソになる」と明かします。
「実際に『娘の着替えやトイレの介助はさせないで』と園長に頼んだ親もいました。もう少し大きい女の子のお母さんです」
そう言うに至った具体的な経緯は分からない、とのことですが母親としてはかなり気になったのでしょう。
現在のKさんの娘の担任も男性だそうですが、その保育士に対しては「全く気にならない」とのこと。
「男性かどうかより、その"人"によると思います」。
同じく3歳の女の子を都内の保育園に通わせているHさん(40代)はこの問題について「全然気にならない」と言います。
男性だからというわけではなく保育士個人と保護者との信頼関係が大切、とのこと。
というのも、以前Hさんの息子が通っていた保育園には、保護者とうまく話せないおどおどしたタイプの男性保育士がいたそうで、「性別の問題ではなく、彼個人について心配になった」そうです。
もしも、その保育士が娘を担当することになったとしたら――?
「最初から園に相談したりはしないけど、娘に『こういうことがあったら話すように』と注意しておくかな。小さい子どもだと善悪の判断がつかないこともあるので」
今回、複数のママさんにインタビューしましたが、おおむね「男性保育士の評判はとてもいい」と言います。子どもたちと一緒に汗だくになって遊んでくれたり、複数の子どもを一気に持ちあげて喜ばせたりと、女性保育士とはまた違う良さがある、と。子どもたちからも人気があるそうです。
議論があるのはいいことですが、男性だというだけで肩身の狭い思いをさせてしまうのは避けたいですね。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。