今冬も大活躍(写真は公式サイトから)
もはや日本の冬には欠かせないユニクロのヒートテック。みなさんは、ヒートテック×ヒートテックの重ね着をしたことはありますか? 特殊な機能性繊維を使ったインナーは、重ね着しただけで暖かさが増すのでしょうか。
発売されて十数年、ささやかれ続けた素朴な疑問にユニクロが答えを出しました。
大切なのは「空気の層」だった
検証画像
ヒートテックインナーを1枚だけ着た場合と、2枚を重ね着した場合、暖かさがどれほど違うか、温度を色で表すサーモグラフィーで検証しました。気温10度、湿度60%の室内で10分間安静にした後、服を脱いで肌表面を撮影するというものです。
結果、重ね着は有効であることがわかりました。
サーモグラフィーの画像を比べてみると、ヒートテック1枚だと低い温度を示す黄色や緑の面積が多かったのが、2枚着ることで高い温度を表す赤に変化していることがわかります。
さらに、ここで重要なのは2枚目をひとまわり大きいサイズにすること。普段Mサイズを着ているなら、2枚目はLサイズ、という具合です。サーモグラフィーで見ると明らかで、赤の面積が増えています。数値にすると、1枚で着たときの2.2倍も暖かくなりました。
理由は、サイズ違いを重ね着することで「空気の層」を潰さないから。セーターも、ダウンも、空気を衣服の間に閉じ込めることで保温しています。ヒートテック×ヒートテックも同じことが言えるのですね。
ところで、ユニクロのお店では、通常より約1.5倍暖かいと言う「極暖(ヒートテックエクストラウォーム)」も売られていますよね。「2枚着たら極暖いらないじゃん」「いや、極暖2枚をサイズ違いで重ね着したら?」と新たな疑問が浮かんできました。また検証してもらいたいです。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。