その不調、ちゃんと回復しますよ

「残業や仕事の付き合いで、遅く帰る日が続くと吹き出物ができてしまう」
「疲れがたまっていると、休日も外に出るのが億劫になり1日引きこもっている」
「夜中に眠れない時、友人のSNS投稿を見てしまい、勝手に劣等感に苛まれる」

こんな症状になったことありませんか？

当てはまるな、と思ったアナタ、それは"劣化"かもしれません。それも忙しい時、ちょっと疲れた時にだけ劣化する"今だけ劣化"――、なのかも。

忙しくなったときだけ肌荒れ

「女性」をテーマにした調査分析やトレンド発信などをおこなう「womedia Labo＊（ウーメディア ラボ）」が、働く女性の「肌・心・体の不調」をテーマに調査を行ったところ、78％と約8割が「日常生活における肌や体、心の不調を自覚している」と答えています。

「肌・心・体の不調」自覚したことはありますか？

上記のような、アラサー女性たちのコメントからは、年齢などによる「蓄積型」の不調よりも、疲れやストレスによってあらわれる「一時的」な不調を感じる人が多いことがわかります。

実際に、「前述した肌・体・心の不調は、老化とは異なる現象だと思いますか？」という質問では、74％が「そう思う」と回答しています。

「いつもは肌トラブルはなく忙しくなった時だけ荒れるから」（32歳・既婚・子どもなし）
「油断するとすごく疲れを感じるが、普段気を張っている時はわりと大丈夫だから」（31歳・既婚・子供あり）

アラサー女性たちは日常生活における不調を、加齢による老化現象ではなく、忙しさから疲労やストレスが溜まり、一時的に悪い状態になっているだけと捉えているようです。

誰もが陥りがちな"今だけ"劣化についてもう少し掘り下げてみてみましょう。大丈夫、この"今だけ"劣化は、ちゃんと回復するんです！

「仕事も育児も全て自分1人でやらなければならずイライラする」

気になるのはやはり「原因」です。1番大きな原因は「仕事」で81％ですが、その人のライフステージによって「家庭」や「育児」など、原因は多岐にわたります。

・「ただでさえ仕事が忙しい時に、追い討ちをかけるかのようにトラブルに見舞われたとき。」（34歳・未婚）
・「仕事が忙しく、誰にも頼れなくて息抜きもできずにいると気持ちが荒れて体調も悪くなる」（29歳・既婚・子供なし）
・「夫の出張が多いと、仕事も育児も全て自分1人でやらなければならず疲れてイライラする」（31歳・既婚・子供あり）

などの声があがっています。

まるで自分のことかと......と思うようなコメントばかりですよね。

一時的な劣化　だからまたすぐ元に戻せる

劣化を感じた時の対策は？

劣化を感じた時の対策は「たくさん寝る」が68％、「お風呂に入る」33％、「思い切り食べる」33％と、自分を労うものが多く挙がりませんでした。また、それらによって劣化が解決すると答えた人が63％と、ちょっとしたことで回復可能なことがわかりました。

でもなぜこんなにもアラサー女子は「劣化」するようになったのか。アラサー女性に対する鋭い洞察に定評がある、Twitterやブログで人気のDJあおいさんに聞いてみました。

あなたは何劣化女子？「劣化女子」診断

DJあおいさんに聞いてみました

「30歳前後の働く女性は、キャリアの方向性が定まる一方で、結婚や子供の誕生といったライフステージの変化を迎える時期でもあり、充実格差が顕著に表れるため、アラサー世代ならではの"焦り"というものが存在します。それにより、とにかく満たされたい、幸せになりたい、幸せに見られたい、といったような欲望が先に出て、現実に目を背けたり、考えすぎて落ち込んだり、周囲に対して攻撃的になったり、甘いものを食べ過ぎたり、といった劣化症状が現れます」

ただ、こういった「劣化」は老いからくる「老化」とは大きく異なるとのこと。

「劣化は一時的な不調なので、たっぷり睡眠をとったり、おいしいものを食べたり、ゆっくりお風呂に浸かったりすることで、本来は回復できるものなんです。まず自分の「劣化」を素直に認めて、放置せずにきちんと対策しましょう。30代には30代の、経験に裏打ちされた美しさがあります。それは肌や体、仕草や話し方、服装など、細部にまで現れますから、年齢相応の行動や、心の持ち方、自分らしさを取り戻す方法を身につけましょう」

さて、最後にあなたの「劣化女子」タイプを診断してみましょう。

最近のアナタは"何劣化"がすすんでいるかな？

調査は、25～34歳 有職者女性500名に2016年10月に行ったもの。

（編集企画）

＊ 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。