いろんな形の水槽の金魚を照明や音楽などで演出する大人気の展示「アートアクアリウム」がことしで10周年を迎えます。
「アートアクアリウム」はこれまで累計600万人を動員し、日本だけでなく海外で展示をしたこともある人気のイベント。
2016年6月1日に行われた「10周年記念祭」の記者発表会には、アートディレクターの木村英智さんをはじめ、展示でコラボレーションする片岡鶴太郎さん、10周年アニバーサリーアンバサダーの佐々木希さんも登場しました。
のぞみん1番のお気に入り水槽は......?
佐々木さんは、ステージに置かれたアートアクアリウムを見て、「ゆーっくり時間を過ごしたい」と、ほれぼれ。確かにゆらゆら動く金魚や計算された照明の演出は、ずっと眺めていても飽きない美しさです。佐々木さんのお気に入りは、丸いレンズがたくさんついた「リフレクトリウム」という水槽。種類の違うレンズがついているので、覗き込む場所によって見え方が変わるのだとか。
記者が素敵だなと感じたのは、昔の金魚文化です。昔の人は暑い夏に金魚を見ることで涼んでいたそうな......。粋な江戸文化ですね。
佐々木さんも目から涼しさを感じるという発想に驚いていました。木村さんは、こうした古くからの庶民文化を「アートアクアリウム」を通して現代に伝えていきたいと語っていました。
今年は東京・大阪に加えて、初めて金沢でも開催されます。東京では7月8日から9月25日まで日本橋三井ホール(東京都中央区)で開催。テーマは「江戸・金魚の涼」で、約8000匹の金魚が幻想的な世界に舞い降ります。また10周年の目玉として、代表作の「花魁」をさらにパワーアップさせた「超・花魁」が披露されます。
詳細は公式サイトから。
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