鍼とツボで叶える美容術
3年連続で「ispotベストヒットサロン」部門1位に輝く、「アムラス鍼灸」のオーナー・美月綾乃先生による鍼と美容のコラム。自宅で手軽に始められるツボ押し法や、鍼灸の素朴なギモンに答えます。
2016/3/29

鍼灸師が教える即効で効く「足やせ」法 このツボを押さえれば一瞬でほっそり足に!

この3本のラインを押さえればOK!

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さて、足には6本の経絡が通っていますが、今回使う経絡は3ライン。「脾の経絡」「腎の経絡」「胃の経絡」です。この3ラインを押さえておくことで、足痩せだけでなく体質改善にもつながります。

1 脾の経絡

足の内側にあり、ちょうど骨(脛骨)の後ろ際を足から上に向けて走行している経絡です。主に婦人科系(生理痛、生理不順、PMSなど)や冷えに関わりがあります。
足首付近(骨の後ろ際)は痛気持ち良いくらいでしっかり10回下から上に。その後流すように下から上(膝の内下側)に5~10回。内くるぶしから指4本分上の、骨の後ろ際≪三陰交≫もツボ押しすると効果的です。

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2 腎の経絡

足の内側にあり、脾の経絡の後ろ、アキレス腱側に足から上に向けて走行している経絡です。主に、全身の水分代謝、むくみ、冷え、不妊症、アンチエイジングに関わりあり。
足首付近(アキレス腱の少し前側)は痛気持ち良いくらいで10回下から上に。その後流すように下から上(膝の内下側)に5~10回。肝と腎の経絡は足の内側にあるので、一緒にながしてもOKです。足の内くるぶしの後ろ側のくぼみ(アキレス腱の前)にある、≪太溪≫(たいけい)もツボ押しすると効果的です。

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3 胃の経絡

足の前側の太い骨(脛骨)の外側際を上から足に向けて走行している経絡。主に、胃の膨満感、食欲不振、粘膜異常(鼻炎など)、足の疲れに関わりがあります。
足首前側に盛り上がりがあるくらいむくんでいる人は、足首前側(骨の外側)を下から上にしっかり10回。その後、流すように足三里(膝の外側下)まで5~10回。脛骨を下から上になぞってきて、指が止まるところの外側際のくぼみ≪足三里≫もツボ押しすると効果的です。

この3つの経絡とそのツボを意識して、カッサを使ってマッサージするだけ。西洋医学的にはむくみを取るためには、リンパや血流の流れを足から体に戻すといいので、心臓に向けて(求心性)でかっさを下から上に向けてマッサージしてみてくださいね。もちろん足の後面のふくらはぎも、下から上に気持ちの良い圧でしっかりマッサージしてみてください。

かっさをすることで、経絡を流し、血流リンパの流れもよくなり、更には固くなって張ってしまっている筋肉も緩みやわらかくなるので、足を前から見た印象も変わります。つまり、足の印象が即効すっきりほっそりになるのです!

美脚になるには、毎日のセルフケアがとても大切。毎日湯船につかる、毎日5分でもストレッチをする、お食事を気を付けるなどなども重要です。自分が出来ることを、ストレスない程度に少しづつ実践していくだけでも美脚だけではなく、代謝よく、流れ良い、そして免疫力の高い、老化しにくい体になっていきますよ。

是非皆様、健康な美しさを手に入れてくださいね。


美月綾乃 美月綾乃

鍼灸師、美容鍼灸師。会社員時代に体調を崩したことをきっかけに、東洋医学を学び鍼灸師になる。 2万人の施術経験から、2011年三軒茶屋に「アムラス鍼灸」を開業。2013、2014年、2015年とisotベストサロン大賞受賞。美容鍼、産後骨盤矯正、マタニティ鍼灸、子宮メンテナンス、かっさマッサージなどオーダーメイドメンテナンスが好評。

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

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