人に気軽に相談できない悩みこそ、深刻であるもの。薄毛もそんな悩みのひとつではないでしょうか。今回はつい先日明らかになった薄毛のメカニズムに関する新事実と薄毛の予防・解消に効果が期待できる対策についてご紹介したいと思います。
ついに判明した薄毛のメカニズム
先日、東京医科歯科大学の西村教授らの研究チームが、加齢による薄毛のメカニズムを解明したと発表しました。
同研究チームは、毛を生み出す細胞を作る「幹細胞」に着目。その幹細胞の一生を追跡する研究を行った結果、幹細胞は年齢を重ねると毛を生み出す能力が低下し、ふけや垢になって皮膚から剥がれ落ちることが明らかになったのだそう。そのため、徐々に毛根が小さくなり、生えてくる毛も細くなってついには毛が生えてこなくなるということになるのだそうです。
これまで、男性と女性とでは薄毛の原因は異なるといわれていました。男性の薄毛の原因が加齢による男性ホルモンの増加が大きく影響し、毛髪が成長していくサイクルが短くなっていくのに対し、女性の薄毛は女性ホルモンのバランスの減少・乱れが大きく影響し、毛髪そのものが生えにくくなることが原因になっているとする説がささやかれてきました。
しかし、今回発表された同研究チームの研究結果からは、性別に関係がないことが明らかになったということです。
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