2016年3月31日、銀座駅を出てすぐの立地にオープンする「東急プラザ銀座」（東京都中央区）、その3～5階に置かれるのが、ファッションのセレクトストア「HINKA RINKA（ヒンカリンカ）」です。

以前にも紹介した通り、それぞれのフロアごと、テーマを持ってそれに合わせたセレクトがされています。今回はプレス向け説明会で聞いてきた、ヒンカリンカの思惑と中身を紹介します。

「気持ち」を軸にアイテムをミックス配置

ヒンカリンカの特徴は、従来の百貨店とは異なったショップの入り混じり方にあります。ファッション、雑貨、フードなど、それらをジャンルごとに配置するのではなく、「気持ち」を軸にバイヤーがアイテムをクロスさせて展開、思いがけないものとの出会いや高揚感を生み出す仕組みです。

お話を聞かせてくれた東急百貨店の田島さんによると、ヒンカリンカは販売アイテム決定と店内環境づくりを同時に進めたとのこと。ただショップを置くだけではない、自分らしく素敵に生きる女性の心の動きにハマる組み合わせが模索されています。

3階は「EMOTION（高揚感・刺激・発見）」がテーマ。赤を配色したオシャレなエントランスに始まり、「マギークープ」「コビエタ」といった関東初・日本初のお店から最新のトレンド・刺激を発見できる「No Fashion No Life!」ブロックと、ユーモアを点在させたラインアップで発見＆発掘が楽しい「Fun With Goods!」ブロックがあります。

「Fun With Goods!」ブロックには、ボタン専門店からヴィンテージアクセサリー＆バッグなど、キレイで品のあるものからポップな見た目のものまでバラエティ豊かな品揃え。また、イベントやワークショップに参加できるスペースもあります。

4階のテーマは「STATUS（憧れ・ときめき・特別感）」。特別なシーンのための「Brilliant」ブロックと日常をアップデートしてくれる「Pleasure」ブロックには、国内外から65ブランド、合わせて1000足以上のシューズが用意され、それを軸にファッション、アクセサリー、バッグなどが取り入れられています。

靴を履き比べしてちょっぴり疲れたら、「LOUNGE」ブロックの「パティスリー　レザネフォール」でほっと一息つきましょう。フランス菓子を追求したシェフが作る、美しくもおいしいスイーツをご堪能あれ。

5階のテーマは「Let it go／As is（共感・自然体・くつろぎ）」。自分らしいライフスタイルを実現できる、アパレルや雑貨、フードがミックスされています。「Design "Good" Life」には、代官山で人気のショップの新業態「アッサンブラージュ　オートゥルモン　サンオンズ」を始めとして、自分らしく、生活を豊かにするアイテムが。一方で「Tokyo Standard」では常に変化するスタンダードが発信され、"今"にぴったりくるものがそろいます。

「SECRET ROOM」には女性の心をいつだってときめかせるチョコのブティック「カカオマーケット　バイ　マリベル」が。見た目にも華やかなチョコレートたちやドリンクなど、さまざまにチョコレートを楽しめます。日々に癒しがほしい人は、「NEO GREEN」でグリーンポット探しをしてみましょう。

また各階にある「自主編集売場」にも注目。それぞれのフロアのテーマを活かしつつ多くのブランドを融合・編集していて、各所に百貨店バイヤーの目利きが光ります。商品は随時入れ替わっていくので、いつ行っても新しい楽しみが待っています。

田島さんたちが各地を飛び回ってお店と体当たりで交渉した結果生まれた、唯一無二のショッピング空間。これまでに経験したことのない体験が、3月31日、あなたを待っています。

＊ 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。