お尻のツボ押しのやり方
立った状態で、お尻に力を入れると、お尻のちょうど真ん中で少し外側あたりにくぼみができます。そこが≪環跳≫というツボ。
そこを気持ちよい程度に5秒ゆっくり押して、少し離して、そしてまた5秒押してを10回くらい続けていってください。くれぐれもグリグリ強めに押さないように気を付けてくださいね。押しすぎると、足にしびれが出てしまう可能性があります。両方、もしくは片方に押したときの変な痛さがあるようであれば、その側の腰は少し張っている可能性があります。
そして、そのツボから上に骨盤の骨があります。それは腸骨という、骨盤を形成する骨の中で一番大きな骨で、足のむくみにも関わる、大殿筋と中殿筋というお尻の筋肉があります。
その部分が凝り固まると、足への血流リンパの流れも悪くなり、足のむくみ冷えの原因となるので、骨にそって全体を親指で同じようにマッサージしてみてください。手を後ろに回すので大変だとは思いますが、しっかりやってみると、少し足が温かく、柔らかくなってくると思います。
時間がないし、大変! という人は、テニスボールを使ってみて!
テニスボールを床に置いて、横上向きで片方ずつテニスボールをお尻に押し当てて全体的にほぐしていく方法です。とはいえ、体重をかけすぎると、やはり足にしびれがきやすかったりするので、気持ちよいくらいの状態で上に乗ってくださいね。
ヘルニアやもともと腰痛をお持ちの方は、グリグリやると腰の痛みが悪化する場合がありますのでご注意ください。
お尻は体の中心でもあるので、しっかりほぐすだけで足のむくみどころか、ポカポカ血流よく流れ良いお体になり全身むくみ知らずのお体になっていきますよ。これからの季節、お試しくださいね。
美月綾乃
鍼灸師、美容鍼灸師。会社員時代に体調を崩したことをきっかけに、東洋医学を学び鍼灸師になる。 2万人の施術経験から、2011年三軒茶屋に「アムラス鍼灸」を開業。2013、2014年、2015年とisotベストサロン大賞受賞。美容鍼、産後骨盤矯正、マタニティ鍼灸、子宮メンテナンス、かっさマッサージなどオーダーメイドメンテナンスが好評。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。