高低差ゼロ対策と100円ショップでここまで!家事アドバイザーが教える「スマート掃除術」
忘年会や大掃除など、なにかとイベントの多い年末は、ママも大忙しです。家事アドバイザーの矢野きくのさんが、スマート掃除術を実現させる、衣類のケアや大掃除の秘策を教えてくれました。
P&Gが、20代~50代のママ400名を対象に、「冬の衣類ケア」と「大掃除」をテーマとした実態調査を行いました。
大掃除における意識について聞いたところ、97.5%のママが「できるだけ効率的に済ませたい」と思う一方で、80.3%の ママが「スピードだけを追い求めて、質を落としたくない」と思っており、年に1度の大掃除を効率と質を両立させたいと思うママが多いことが分かります。
持たせたら、ママの勝ち!
大掃除している場所を聞くと、キッチンやお風呂といった水まわりや、窓・網戸などが多い一方で、「ソファ」(16.3%)やカーペット(21.4%)、「布団・枕」(25.2%)、「カーテン」(41.5%)などファブリックまわりの大掃除をやっている人は多くありません。
ソファやカーテンについては、「(大掃除で)しっかりケアしたいが、きちんとできていないと思う」(85.0%)と回答した人が多いことから、気になっていても手が回らないママが多いようです。
このような"実態"を踏まえ、矢野きくのさんは、「『高低差ゼロのお掃除』対策で、来年からの日頃のお掃除をラクチンにしましょう」と話します。
「大掃除というと、キレイにすることばかりに目がいきがちですが、実は日頃の掃除を楽にするための対策を講じるチャンスでもあります。私がお勧めしているのが、目に入るところにお掃除グッズを置く『高低差ゼロ対策』です。例えばファブリーズなどの消臭・除菌スプレーは、ママが家族のものをスプレーしなくても、家族が自分で自主的に使ってくれれば、日頃の家事もぐんと楽になります」
なるほど。具体的にはどうすればいいでしょうか。
「玄関を開けたら下駄箱の上に、クローゼットを開けたら目の前に、こうした目線に必ず入るようなところに、消臭・除菌スプレーを1つおいておくことで、ニオイや菌が気にならない、快適な生活が送れるようになりますよ。よくご主人との家事分担という話を聞きますが、ルールを決めるよりご主人が自主的にやる方がゲームみたいな楽しさがあります。持たせたら、ママの勝ちってわけです」
ちなみに、大掃除本番は、100円グッズも大活躍。たとえば、腕まくりをしても落ちてきて袖口が汚れたりすることがありますね。100均の袖口がゴムになっている「レインコート」なら、汚れも気になりません。防寒にもなるので、外の掃除や窓掃除の時にもとても便利です。
「ミクロ繊維の手袋」は、ホコリやゴミを吸着してくれるスグレもの。手袋になっているので、コンロ回り、窓回り、棚の上の小さな小物もささっと手袋で拭くだけで、あっという間にキレイになります。100均で片手ずつ売っていますよ。
高低差ゼロのお掃除対策と100円ショップをうまく活用して、ストレスのない大掃除にしたいですね。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。