2015/8/17

耳障りなグルメレポート効果音!食べ物口に運ぶたびに「カプッ」「カプッ」

過剰演出は視聴者には邪魔なだけ

それにしても、編集中の音効さんは本当に大変だろうなと思う。番組の中でシーンに合わせそれぞれBGMを付けるのが彼らの仕事で、情報量の多い番組だと映像の切り替わりとともに音楽を変え、1時間番組で数十曲を使い分けることもある。テーマに沿った曲、勢いをつけたりかっこよくしたり、悲しくしたり、面白おかしくしたり、恐怖心をあおったりと、演出は音楽に頼る部分も多い。そこに一口、二口、三口と食べるごとにまた音を付けていくと作業が煩雑になるのだ。

ここまで過剰に音をつけられると、すべて演出にそった一方的な見方しかできなくなるし、視聴者はイマジネーションを膨らませにくくなってしまう。かつてテロップ多用問題が叫ばれたけど、今度は効果音多用問題が浮上していると思う。

モジョっこ

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

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