二人が力を合わせて新たな人生をスタートさせるのが結婚。そのスタート地点に立つためには、まずはプロポーズという高い"ハードル"が待ち構えています。「何となく雰囲気で察して」という恥ずかしがり屋の男性もいるでしょうが、ここは一世一代の勇気を振り絞っておいた方がいいかもしれません。
こんなはずじゃなかった...!
情報検索サイト「ぐるなびウエディング」が2015年2月2日、3日、ぐるなび会員の20歳から49歳までの既婚・未婚男女1554人を対象に行ったプロポーズに関するアンケート調査によると、「結婚の際にプロポーズの言葉を伝えた・伝えられた」人の方が「夫婦円満」と答える割合が高いことが分かりました。
調査によると、「結婚の際、妻へプロポーズの言葉をはっきり伝えた」男性は49.1%。「何となく伝えた」という31.1%と合わせると、「プロポーズした」男性は80.2%に上ります。妻側はというと、「結婚の際、夫からプロポーズの言葉をはっきり伝えてもらった」人が40.5%、「何となく伝えられた」人は31.9%で、「プロポーズされた」割合は72.4%でした。
「プロポーズをはっきり伝えた・伝えられた」男女のうち、「言葉・演出に満足している」と回答した男性は87.0%、女性は82.7%でした。男女とも、かなり自分たちのプロポーズに満足している様子が伺えます。
一方、「プロポーズの言葉をはっきり伝えなかった・伝えてもらえなかったことを心残りに思いますか」との質問では、男性の6.9%、女性の16.2%が「とても心残りに思う」と答えました。「やや心残りに思う」に至っては、男性の25.1%、女性の32.7%が支持という結果に。程度の差こそあれ、「はっきり伝えなかった」男性の3人に1人、「はっきり伝えてもらえなかった」女性の2人に1人が心残りに感じている実態が浮かび上がってきます。
プロポーズの有無は、結婚後の「夫婦仲」にも影響しているかもしれません。「『夫婦仲』が円満だと思いますか」の問いで「夫婦仲が円満でない」と答えたのは、「伝えた・伝えられた」人12.4%に対し、「伝えていない・伝えられていない」人は20.4%という結果に。「伝えていない・伝えられていない」人の5人に1人は、夫婦仲に不満を抱いているようです。
「プロポーズに憧れていたのに、ちゃんと言葉で伝えてもらえなかった」のをきっかけに女性側が不満を募らせていったり、プロポーズ抜きのなし崩し結婚で2人の生活についてしっかり考えていなかった男性側が「こんなはずじゃなかった」とぼやいたりする例はありそうです。プロポーズは、実は夫婦円満の第一歩なのかもしれません。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。