意外としらないカードの大間違い残り2つは...
4:高度なポイントテクニックも使おうとする
ポイントを貯めるテクニックは非常に細かい作業をしなければならないものもあります。
例えば、リボ金利が掛かった場合に、その月獲得するポイントが2倍になります、と言うクレジットカードがあります。リボ払いは年利15%程度の高額な金利を支払う必要があります。1か月10万円の請求があった場合、リボ金利は約1250円。通常貯まるポイントが1000ポイント(1000円分)だった場合、2倍で2000ポイントです。1250円払って1000円分のポイントを買った事になりますので250円も損するわけです。
上級者は、請求が確定したら数百円分が残るように、コンビニで繰り上げ返済し、支払うリボ金利を1円にします。1円で1000円分のポイントを獲得できますので非常におトクなテクニックです。
このような複雑なことを最初からやろうとすると、「ポイントって面倒くさい」と言う事になってしまいます。今後、このコラムでは色々なテクニックを紹介しますが、そんな面倒なことはできないと思ったらスルーし、できるものだけを取り入れるようにしてください。
5:数十円の期間限定ポイントを使いきろうとする
楽天市場やYahoo! ショッピングで買い物をすると、キャンペーンのボーナスポイントは期間限定ポイントと言って、2週間以内に使わなければ失効する、というようなポイントになる事が多いです。
その期間限定ポイントが50円分あったとして、無理やり消費しようとする人がいるのですが、必要ない商品を買うのはムダ。焦って買わせるために用意されたポイントですので、自分が失効しても良いと思うポイント数を決めておき、それを下回っている場合は潔く失効させましょう。
中には、よくわからないキャンペーンポイントを付与して、「月末で失効します」と言うようなメールを毎月送ってくる企業もあります。「そんな手には引っかからないぜ」くらいの気持ちでメールを削除するのがおすすめ。もちろん、買いたいものがある場合は、期間限定ポイントも上手に利用してください。
いかがでしたか? 5つ紹介しましたが、多くは「ポイントを貯めること」が目的となってしまったのが原因です。ポイントはあくまでも「おトクになること」が最終目標。目的を間違わずに、おトクなポイント生活をしてください。
菊地崇仁
ポイント交換案内サイト「ポイント探検倶楽部」を運営する株式会社ポイ探の代表取締役。さまざまなポイントやカード情報に精通し、テレビや雑誌等で活躍中。著書に『新かんたんポイント&カード生活』(自由国民社)等がある。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。