気軽に投稿できるSNSでは、ひとりごと感覚で愚痴のひとつやふたつこぼしたいもの。しかし思わぬトラブルを招くリスクがあるだけに、「投稿ボタン」を押すのをぐっとこらえている人も少なくないようです。
サイバーエージェントが実施した、週に5日以上SNSに投稿する20~30代の男女500人を対象にしたアンケート調査では、そんな「SNSの愚痴」に関する実態が明らかになりました(調査期間:2013年3月22日~26日)。
仕事関係、友人関係で愚痴欲求
調査では「SNS上で愚痴を投稿したくても投稿できないことが多いと思いますか?」と質問。その結果、全体の64.0%が「そう思う」と回答しました。「SNSへの1日の平均投稿数」では平均7.6回と比較的高い数値が出ていましたが、"愚痴"に関する投稿は多くの人がためらっているようです。
次に「投稿できないことが多いと思う」と回答した人に、「SNS上で投稿したくなる愚痴」について聞いてみたところ、1位は「仕事関係の内容」(55.3%)、2位は「友人・知人に関する内容」(34.1%)、3位には「訪れた店や施設に関する内容」「事件や芸能ニュースなどの内容」(27.8%)が続きました。
投稿したくなる理由については「自分の心の中の不満をスッキリさせたいので」(79.2%)、「誰かに共感をしてほしいので」(34.9%)の順。一方、投稿できない理由については、「自分の投稿を見て人を不快にさせてしまうので」(61.3%)、「自分のイメージを悪くしたくないので」(39.7%)など他者を意識した意見が多くあがったほか、「他人の愚痴の投稿を見て不快に思ったので」(38.4%)や、「愚痴を投稿するメリットがないと思うので」(28.8%)と、冷静な意見もみられました。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。