アートの視点でエコを後押し――「REBIRTH PROJECT」代表で俳優の伊勢谷友介さんらが審査員を務めるアートコンペ「KONICA MINOLTA エコ&アート アワード 2013 supported by Pen」。その入選作30点の展覧会が、「KONICA MINOLTA PLAZAギャラリーB&C」(東京・新宿区)で2013 年3 月6日から22日まで開かれている。
3月20日、最終審査でグランプリ発表
入選作展が始まった「KONICA MINOLTA エコ&アート アワード 2013 supported by Pen」
コニカミノルタプラザが主催する同コンペのテーマは、「環境と芸術を融合させたアイデア・デザイン」。16歳から39歳までの若手クリエイターやアーティストから、アートの視点で環境活動(エコ)を促進するための芸術作品や製品デザイン、グラフィックデザインなどを募集した。5 回目となる今回は366件の応募があった。
審査員は伊勢谷さんのほか、雑誌「Pen」編集長の安藤貴之さん、アーティストの杉原有紀さん、ギャラリスト(ギャラリーを構える美術商)の山本裕子さんが担当した。伊勢谷さんは、「クリエイターは未来の人が見た時に、どう見えるのかという意識を持つことが大切なこと。モノとして美しいといったレベルだけではなく、実質的な表現・提案が必要」とコメントし、点数が良かったのは、このような意識が高い作品だったとしている。
入選した作品は、廃棄される義足を素材に椅子を作った「人間椅子」(土屋淳さん)や、鉛筆の削りカスを1枚ずつ重ね、鳥の羽に見立てた「dress-cluck.」(小和田成美さん)など計30点。
3月20日には同コンペの最終審査が行われ、入選作品の中からグランプリ(2部門各1本)、準グランプリ(同)、来場者によって選ばれるオーディエンス賞(同)、協賛社特別賞(2本)を決める。結果は、当日のグランプリ発表会で公表するほか、発表会の模様はコニカミノルタプラザUstream(ユーストリーム)チャンネル(http://www.ustream.tv/channel/konicaminoltaplaza)で生中継を予定している。
展覧会の入場は無料。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。