ことしのトレンドは、グレーとベージュです。両色とも、誰もが1枚は持っている無難なカラーですよね。でもクリスマスシーズンとなると、ちょっと物足りないかもしれません。何より、グレーやベージュなどの色を着る時は、口紅の色に注意しないと顔色が悪く見えてしまいます。
ここで代表的なクリスマスカラー「赤」の出番。この赤をうまく取り入れることで、ぐっとオシャレ度が増すばかりかイルミネーションに負けないくらい華やいだ印象になるんですよ。
まずは、ストールや、バック、アクセサリーから「赤」を取り入れてみましょう。大切なのは、赤を使う分量です。ファッションコーディネートにおけるカラーの使い方では、3色でまとめるときれいにまとまると言われています。全体のベースカラー70%、サブカラー25%、アクセントカラー5%という割合が、最も理想的なんです。
グレーやベージュをベースカラーにした場合、赤はアクセントカラーになるので全体の5%くらい取り入れるのがベスト。グレーのワンピースにベージュのジャケットをはおり、赤のマフラーを巻くといった具合ですね。5%以上取り入れると、どぎつくなったり野暮ったくなったりする可能性があるので十分注意してください。
また、オシャレ上級者さんには「2か所法則」がオススメです。口紅とバックは赤にするとか、マフラーとマニュキュアを赤にするとか、2点離れた場所で目を引く赤を持ってくるとセンスのよさがアップします。もちろんこの場合も、「全体で5%」という割合を忘れないでくださいね。
この割合さえ覚えておけば、毎日のコーディネートもしやすくなるはず。クリスマスシーズンは、赤、緑、白などをうまく取り入れてオシャレを楽しんでください。
秋山いずみ
カラー・イメージコンサルタント、就活コンサルタント、マナーコンサルタント、ブライダルコンサルタント。「BalanSense(バランセンス)」主宰。本来持っているその人の魅力を最大限に活かすパーソナルカラー、マナー、メイクアップ、骨格にあったスタイリングなどをテーマに、企業や大学、区役所、子育てサロンなどでオリジナルセミナーを開催。また、個人向けに同行ショッピングやウェディングのトータルコーディネートなども行う。HPはhttp://www.balansense.jp/
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