土用の丑の日(2012年は7月27日)にウナギを食べますか――養殖用の稚魚(シラスウナギ)不足を受け卸・小売価格が高騰する中、どうしようかまだ思案中の人も少なくないようだ。日本経済新聞などが、インターネット調査の結果を伝えている。
日経記事、「食べる予定ある」は2割
日経新聞の7月23日付朝刊記事によると、土用の丑の日にウナギを「食べる予定がある」と答えたのは19.8%にとどまった一方、「予定がない」と答えたのは38.8%に上った。最も多かったのは、「分からない・決めていない」41.4%で、まだ心が揺れている人がいることをうかがわせる。
やはり価格高騰の影響は出ているようで、「予定がない」とした人に理由(複数回答)をきくと、「今年はウナギの値段が高い」が最多の32.2%を占めた。また、「予定がない」人のうち、20.6%は1年前の丑の日に「食べた」と答えている。「去年は食べたけど今年は食べない」というわけだ。
調査は、マイボイスコム(東京・千代田区)を通じて、7月13~16日、全国の20歳以上の男女1000人にインターネットで聞いたという。
一方、インターネット調査会社のマクロミル(東京・港区)が7月11日に公表した会員対象のネット調査(有効回答数は男女計500人、7月5・6日に実施)によると、丑の日にウナギを「食べる予定」がある人は53.6%、「予定はない」46.4%だった。
「食べようかどうしようか」と心が揺れている人は結局、丑の日にどういう「決断」を下すのだろうか。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。