日本航空(JAL)は桃の節句にあたる2012年3月3日、整備や運航スタッフの大半を女性が占める特別フライト「ひなまつりフライト」を運航した。機体は、子宮頸がん予防を呼びかける「ハロースマイルジェット」(ボーイング777-300型機)が使用され、羽田空港の搭乗口で行われたイベント会場には、和服姿のハローキティも登場。大勢の乗客が「キティちゃんかわいい!」などと写真撮影を楽しんでいた。
女性スタッフとハローキティがフライトを見送った
JALが「ひなまつりフライト」を行うのは4回目。JALグループにはボーイング777型機を担当する女性パイロットと整備責任者はまだ誕生していないが、整備や貨物の搭載など、それ以外の業務を女性が担当。搭乗口には、8職種・9人の女性スタッフが、ひなあられやメッセージカードを配って乗客を見送った。
また、リニューアルされたばかりの女性パイロット用制服もお披露目され、デザインを担当したファッションデザイナーの小篠ゆまさんが
「女性の体形がきれいに見えるようにデザインした」
などと話した。
フライトは那覇行きのJL907便。午前10時過ぎ、乗客465人を乗せて出発した。
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